文章読本 (中公文庫 A 12)

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  • 中央公論新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122000223

感想・レビュー・書評

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  • 60年前に書かれたにもかかわらず、そして文章・文学を女性的=抒情的、男性的=論理的と分析するような現代のジェンダー論からすると古い記述が見られるにもかかわらず、今読んでも充実して筋の通った文章論。
    しきりに森鴎外が引用されるのに、漱石にはまったく触れていなかったり、志賀直哉の文章も随分賞賛していたり、現代とは違う近現代作家への評価も古めかしくも興味深い。
    文庫解説によると、この本は元々『婦人公論』の別冊付録として世に出たというからびっくり。その5ヶ月後には単行本として出版されたようだが、当時の雑誌のハイレベルさが伝わる。

  • 【閲覧係より】
    “あらゆる様式の文章の美しさに敏感”ならしめること。格調と気品に満ちた文章を志す、妖艶な美文と唯一無二の個性・三島由紀夫による文章作法とは?
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    所在番号:文庫||MIY
    資料番号:20036938
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  • 090404(a 090422)
    100625(a 100711)
    不明(不明 100718)

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著者プロフィール

本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『肉体の学校』『反貞女大学』『恋の都』『私の遍歴時代』『文化防衛論』『三島由紀夫の美学講座』などがある。

「1998年 『命売ります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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