園芸家12カ月 (中公文庫 C 15)

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制作 : Karel Capek  小松 太郎 
  • 中央公論新社 (1975年12月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122002845

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園芸家12カ月 (中公文庫 C 15)の感想・レビュー・書評

  • もう、どこをとっても「チャペックさん」。
    歳時記のように、月ごと季節ごとに開きたい本。
    植物は偉大だ、と常々思う、動物よりも、もちろん人間よりも。

  • 園芸家の悲喜こもごもが滑稽に描かれている。作者の、自然に対する愛を感じ、読んでいてあたたかい気持ちになる。
    お兄さんのイラストが内容とぴったりで、この本の味わいをまた深めている。
    やっぱりおもしろいな、チャペック。

  • 園芸をテーマに、カレル・チャペックのユーモアと独創的な論調が楽しめる本。サクサク読める楽しい本です。

    季節ごとにどのような植物を育てるか、どのように土や自然と付き合うかということにもかなり詳しく触れつつ、折々で人生訓や著者なりの視点が紹介されています。
    中でも個人的に面白かったのは、「労働は好きでするべきである。もしくは技量があるからするべきである。主義、もしくは道徳的な動機から仕事をしてもあまり意味がない」というのと、「秋は自然が休養する時期である。秋は自然が突貫して下に向けて育つ時期である。秋は、現在という古い土の中に、太った白い芽、つまり未来が育つ時期である」の二つ。
    このあたりを読んで、秋が少し楽しみになりました。

  • 本書p.76に「やまい膏肓(こうこう)にいった偏執狂患者」という言葉があります。
    「膏」は心臓の下、「肓」は横隔膜の胸腔側の上をさすそうで、やまい膏肓とは病気が心臓と横隔膜の間にまで入り込んでしまったため手の施しようがない状態のことです。
    つまりガーデニングに熱心なあまり丹精込めた庭を愛でる暇も有らばこそ、魔女の調合する秘薬の如く用土を配合、ままならぬ天候に毒づき哀訴し、もはやスペースもないのに数多の苗を注文し、…
    ええ。そういう哀しくも可笑しい愛すべき園芸家の生態が余すところなく書かれています。
    そして訳者の方も、負けないくらいの園芸家とお見受けしました。
    たいへんユーモアに溢れていますが、著者が第一次・第二次世界大戦前後のチェコスロバキアの人ということを念頭に置くと、しばしの平和を愛おしむ気持ちが行間にあるようです。
    挿絵は兄のヨゼフ・チャペックの手によるもので本書の味わいを引き立てています。
    もっとも彼は強制収容所に送られ亡くなりました。

  • カバーイラスト/ヨゼフ・チャペック カバーデザイン/建石修志

  • ロボットという言葉を創造したカレル・チャペックが、どんな園芸本を書いたのか?
    園芸本ではなく、園芸家の本でした。
    対象は人。家庭園芸に身も心も奪われている人。
    土作りにかなりの労力を割いているのは、昔も今も同じですね。

  • のんびりした気持ちになりながら、のんびり読んだ。

  • 夏、水まきや不在中の鉢物なんかの水やりに悩むとき、必ず思い出すのがこの本。庭いじりやベランダ園芸にはまった経験があると、「あるある〜」とにやにやしながら読めます。文章はカレル・チャペック、挿絵はヨゼフ・チャペック。

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