高橋是清自伝 (上巻) (中公文庫)

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著者 : 高橋是清
  • 中央公論新社 (1976年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122003477

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高橋是清自伝 (上巻) (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 高橋是清の偉業自体は知識として知っていたが、これほどまでに波乱万丈な人生を送っていたとは知らなかった。ある程度の日本史知識があった方がより楽しめるだろうが、語り口調も愉快で読みやすいので、普通に小説のように読むこともできると思う。
    とにかく楽天家で大酒飲み、幼少期には騙されてアメリカで奴隷として売られ、芸者の家で厄介になっていた放蕩期を経て官僚になるも、ペルー銀山の投資に騙される、と漫画にでもなりそうな生涯を送っている。キャラ立ちしすぎ。
    惜しむらくは、高橋是清が歴史的に最も脂が乗っていたともいえる首相〜大蔵宰相時代を書く前に本書が終わっていることだろう(日露戦争の外債募集のあたりで記述が終了している)。

  • 是清の無茶さと強さに圧倒された
    留学のはずが売られていたエピソードは読売新聞で読んで知っていたが、
    そのときも気の強さで乗り越えた

  • 大学新入生に薦める101冊の本 新版 (岩波書店/2009) で気になった本。

  • 次々に仕事が変わっていた。
    大酒飲みで何度も仕事で失敗したり、
    チリ鉱山経営で失敗したときは、潔く責任を認めて、
    丁稚から再スタートする覚悟を決めたところ、
    その後、自分のかつての教え子の下で、平社員として働き直したり、
     
    懐が広く、破天荒な人物だとわかった。
     
    総理も経験し、その後また財務大臣に就任するなど、
     
    日本が危機に陥ったとき、頼みの綱として、
    大仕事を任された人。
     
    無私で、日本のためということ1つを想っていた人だったらしい。
     
    ピンチにたよりになる高橋是清のような人になりたい。

  • 波乱万丈とはこのような人生のことだろう.
    幼くして外国に行き,人身売買にまであい,帰国後,英語教師から官僚へ.海外視察の旅のあと,特許制度の確立に尽くす.そして請われてペールーまで銀山を開発しに行き失敗.という調子.
    ここまでが上巻.これからどうなりますか.

  • 読売新聞『本・よみうり堂』
    「夏休みの一冊、私のイチオシ文庫」
    田所昌幸(国際政治学者)

  •  幕末から明治、大正、昭和にかけての日本の激変を背景に、アメリカ、ヨーロッパ、さらには南米まで、桁外れに広い地域を熱く駆けずり回った男、高橋是清。日本人の書いた自伝では『福翁自伝』と双璧をなすほどの面白さ。

  • 昔の人はおおらかに国事に奔走するも、その志の高さは本当に高い。

  • 波乱万丈を極めたポジティブシンキング男の自伝。
    あまりの面白さに何度読み返したことでしょう。
    記録を丹念に残す人なのでリアルタイムで是清翁が語っているかのように感じられます。
    上巻はとても後に総理大臣になるとは思えないラストで締めくくられていて、連続ドラマの如く続きの下巻が気になる仕様になっています。

  • 何度か目にしていた高橋是清氏の自伝。
    広告で「波乱万丈な人生を歩んだ日本のケインズ」と目にし、
    読まないわけわけにはいきません。

    大学受験を日本史で受けたにもかからわらず、
    「経済関係のエラい人」
    というお粗末なイメージしか持っていませんでした。

    教科書には載っていないことが満載です。
    特に30代までの人生を描いた上巻は冒険譚と呼ぶにふさわしいもの。
    ドラマチックな青春時代が堪能できます。

    海外に渡って英語を習得するお坊ちゃんかと思えば、
    賭博や芸者さんにハマるやんちゃな一面も。
    終いには大勝負のペルー鉱山での大損…。

    それでも彼はめげません。
    彼のすごさは
    1.自分の強みと生かし方を常に理解している
    2.信念を貫く姿勢
    この二点に尽きます。

    彼が最初に身に付けたの強みは「英語」。
    恵まれた境遇あってのものですが、これを仕事にとことん活用して転職を重ねます。
    何とかして食い扶持を稼ぐ根性というか才能というか…ガッツあります。

    自分が正しさに反するならば、たとえ上司であっても食って掛かる。
    辞表を叩きつけることに何の迷いもない。
    惚れ惚れしますね。
    決断力とも言えます。

    信じたことを曲げないためには、相当の精神力が必要です。
    今の学者さんや大臣には(失礼ながら)なかなか見られません。
    どうしても複雑な利害関係に右往左往してしまう…
    民も官も変わらない気がします。

    下巻は日銀の話に。
    日本のケインズたる所以が明かされていくわけですね!
    つづく-

  • よくぞここまで波乱な人生を送れたものだと言いたくなる、是清の人生前半を書いた本。厳密には、下で人生の2/3なので、人生の1/3が上巻か。下巻は経済の話に特化している感があるが、その辺が弱い人でもこちらは小説風に読めると思う。

  • 自分を誇張せず書いている所はさすが。普通の人ならもう少しオヒレをつけているのではないでしょうか。下巻が読みたくなる終わり方。

  •  昭和初期の政治家で、経済・金融でその才能を発揮したことで知られている。前田正名の伝記を読んでいると、登場するので一度は読んでおきたいと考えた書。
     古書店で買い求めて読み始めたが、側近の上塚司が聞き書きをつくり新聞にも掲載されたため、たいへん読みやすい。
     内容というか、是清自身の生涯が変化に富んでいて、読ませてくれる。
     世界恐慌後の日本経済の《カジトリ》を担当したわけだから、政策通で存在感をもっているが、生い立ちから修学の過程をたどると、庶民派政治家像が想定されるが、いかに。上巻の入り口を読みすすんでいる。

  • 二・二六事件で倒れた当時の首相高橋是清氏の回想録。
    小さい頃にアメリカに渡り奴隷として売られたこともある、など実に様々な人生経験をした人。
    私は運がいい、と自分自身で述べていた点が印象的。

  • キヨさんの波乱万丈な半生。キヨさんのこと知らなくても十分面白いです(経験済)。噴き出しますよ。

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