ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士 (中公文庫)

  • 72人登録
  • 3.63評価
    • (4)
    • (9)
    • (10)
    • (0)
    • (1)
  • 6レビュー
制作 : 中野圭二  加藤弘和 
  • 中央公論社 (1983年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (535ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122010710

ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 雑駁、というより散漫な叙述に閉口。◆本書は、米国宇宙開発・ロケット開発の黎明期、天に上がろうとした宇宙飛行士7名のあれこれを叙述する。◇が、彼らの相互関係、家族を含む個々のパイロットの心情、政治に振り回される開発、宇宙飛行士への過程・訓練の実情と、関係性の希薄なものをごった煮の如く混在させ、読み取り難いったらありゃしない。米国風の小見出しなしの書き方(叙述テーマが絞り込めず、散漫で焦点がぼやける)の悪癖が明快に出た作品。原文発刊時の編集者の事実上の不在が伺える。同種テーマが少ないので保っている書か。
    ◇叙述内容の日時が余り書かれず、前後関係を判りにくくしているのも同様。◇文章を並べ替えたり、小見出しをつけるだけで、そして、日時を明示するだけで、おそらく全然理解しやすさが変わってくる。本書読了に何日もかけるわけにはいかない職業人・学生に対して不親切極まりない。こういう書は読者の時間を奪っており、それは内容以前の問題である。◆1983年(底本1981年)刊行。著者は元「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・ヘラルドトリビューン」記者。
    ◆個々のパイロットの思惑は兎も角、先手先手と進むソ連の宇宙開発(後の時代には、ソ連は必ずしも成功例ばかりでないことは暴露されているが)に対する米の焦燥感と、自国の成功に対する安堵感というものを感じさせる。

  • 最初の宇宙飛行をめぐるノンフィクション。当時のアメリカの熱気と宇宙飛行士になったパイロットたちの意識とのギャップ、当時の空気や熱気、宇宙飛行に対するパイロットの意識の変化などが多面的に描かれている。

  • 中学校の頃に初めて読んだ「大人のノンフィクション」だったように思います。当時これが映画になっていて、すごく見たかったんですが、一緒に行ってくれる友人がおらず(そりゃそうだろ:笑)、仕方なく文庫で読みました。

    米ソ冷戦の中、どちらが空を支配できるかという開発競争の時代の話です。超音速機のテストパイロットとなる伝説のパイロット、チャック・イェーガーを中心に話が展開されます。映画では結構「アメリカ万歳!」な感じで描かれていますが、原作は前半がハード。「テストパイロットは難儀な商売」という入り口なんですが、これが中学生には怖すぎましたー。行方不明のパイロットを探しに行く。黒こげの機体と、機体から飛び出たヘルメット発見。ヘルメットだけかと思ってそれを取れば…そして喪服を引っ張り出し、未亡人となった女性に挨拶し…の繰り返し。詩的な記述に残酷な現実を見せつけられて戦慄しました。

    後半はアメリカの宇宙計画と超音速機開発の2本立てで語られます。ソ連に人工衛星スプートニクを飛ばされてしまって焦るアメリカ。この2つのプロジェクトのどちらを選ぶか迫られるパイロット達。イェーガーは後者を選ぶわけですが、時代は宇宙に目を向けており…イェーガーの誇りと孤独にしびれました。ストロングな内容と「正しい資質」とでも訳できる表題のかっこよさにしびれ、私のノンフィクションの基本になった本ですのでこの☆の数です。

  • NASAの宇宙パイロット達とそれを取り巻く人々の心情に焦点を当てた、アメリカ宇宙開発の黎明期の話。テストパイロットの持つべき資格、ザ・ライトスタッフがどういうものか、その核心に迫っている。死と隣り合わせに生きる人たちがどんな思いでその職に臨んでいるのかがよくわかった。尊敬。

  • 自分で運転するジェット機。機械でプログラムされて飛んでいく宇宙飛行士。パイロットに機械を操縦する自由があった時代の物語。

  • 壮大な夢を追うNASAのテストパイロット達とそれをとりまく人々の生き様。人類の祖先は、やはり、銀河系の別の惑星から地球に移住してきたに違いないとの思いを深くする。

全6件中 1 - 6件を表示

ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士 (中公文庫)に関連する談話室の質問

ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士 (中公文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士 (中公文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士 (中公文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士 (中公文庫)はこんな本です

ツイートする