青春物語 (中公文庫 A 1-15)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122011526

感想・レビュー・書評

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  • 青年時代に交遊のあった有名な作家の名前がたくさん出て来るが、永井荷風にほめられて喜んでいて可愛かったりする。

  • 青春物語 (中公文庫)
    (和書)2010年06月15日 22:34
    1984 中央公論社 谷崎 潤一郎


    想像していたより読み易い。

    谷崎本人の状態や周囲との関係性がとても上手く描かれていてとても面白い。

    芸談も良かった。

  • 建築家・岡田信一郎夫人となった芸妓・萬龍の人物像を知りたくて手に取った一冊。
    最初の夫・恒川陽一郎との結婚までのエピソードはほんの少ししか綴られていないけれど、恒川邸の隣に岡本一平・かの子夫妻が暮らしていたとか、萬龍・恒川夫妻のことを新聞記事にしたのは岡本である(後に勘違いであると判明する)とか、谷崎を囲む人間関係の様子がありありと綴られていて面白い。

    新思潮創刊など近代文学史の出来事の記述も躍動的で興味深いけれど、個人的には明治末期の京都や大阪の都市の様子に関する記述に非常に惹かれた。
    文中に出てくる「三条御幸町の大毎の支局」は現在1928ビルがその歴史を継承しているし、菊水と瓢亭は現在も営業中であることを考えると、京都という土地の凄みを感じる。

    個人的な回想録を通して色んな側面から当時の風景や肖像を窺えるので、読んでいてなかなか楽しかった。

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著者プロフィール

1886年7月24日~1965年7月30日。日本の小説家。代表作に『細雪』『痴人の愛』『蓼食う虫』『春琴抄』など。

「2020年 『魔術師  谷崎潤一郎妖美幻想傑作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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