ギリシアの神話 神々の時代 (中公文庫 D 25-1)

著者 : カール・ケレーニイ 植田兼義

• 中央公論新社 (1985年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kawadaさんの感想 · 2006年12月1日]

ギリシア神話の話が沢山はいっている。今日の通説と異説をしっかりと記しているので、複雑なギリシア神話がより複雑に見える。笑っちゃうほどに複雑なんだな、ギリシア神話。やっぱり、こうでなきゃイケナイ。特にギリシア神話は聖書やウパニシャッドやその他の聖典のように、確固とした話がないので、美術や劇の中から神話ができあがってくる。面白いのが、前五世紀頃の壺絵の中でだけ展開される、エピメテスに造られるパンドラの話。今ではヘパイストスが造ったとされているが、この話ではプロメテウスの兄弟、エピメテスが自ずからハンマーでパンドラを造りだしたという。この絵が何となく惚けていて可愛いの何の。

[rinさんの感想 · 2005年11月7日]

まあ、基本の基本かな。