自殺論 (中公文庫 D 26ー1)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122012561

感想・レビュー・書評

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  • 今月の1冊目。今年の8冊目。

    大分前に買った本をやっとこのGWで読み終わった。自殺のカテゴライズを統計資料を用いて力強く論証したもの。しかし、長い。そしてところどころ分からない箇所もありました。正直もう1度読む気力はないですね。まあ、大体の内容が分かっただけでもいいと思いました。社会学の古典。

  • 19世紀末に著された論考なので、現代の“自殺論”を踏まえて読むと、誤りや古い考えが散見される。前時代の古い学説という前提で読むべし。

    とはいえ自殺を個人の病理でなく、社会の構造の面から捉えようと試みた研究は当時は画期的、新鮮だったはず。社会学の面白さを味わえる。
    全体的に冗長な記述が続いて退屈である。だが“自殺の文明史”として読める部分もあり、そこだけは少々興味深く読めた。古代から中世にかけて自殺者や遺族に罰則が課せられていた史実や、近代欧州の自殺の傾向、例えば軍隊で自殺が多かったこと(そしてその理由の考察)等が記述されていて興味深い。

  • オフィス樋口Booksの記事と重複しています。記事のアドレスは次の通りです。
    http://books-officehiguchi.com/archives/4222959.html

    「自爆テロとの接点があると考えられたので、この本を読むことにした。自爆テロとの接点として、自爆テロを英語で"suicide terrorism"か"suicide attack"と表記することがあり、"suicide"の部分があげられる。今回読んだのも"suicide"の部分に注目した。今回読んだ限り、デュルケームの自殺論と自爆テロとの接点を見つけることができなかったが、今後論文やレポートなどで引用されている箇所があれば再度読み直したい。 」

  • 社会の構造が自殺を生んでいることを、多くの資料をもとに解説した、興味深い作品。

  • [ 内容 ]
    自殺の諸相を考察し、アノミー、生の意味喪失、疎外など、現代社会における個人の存在の危機をいち早く指摘した、社会学の古典的名著の完訳決定版。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 大学の課題で読んだ。長いけれど、その分キッチリと説明がなされていて分かりやすい。タイトルの割に内容は決して暗いものではなく、当時にしては非常に斬新な社会に対する見解や、論文の書き方のお手本となるような文章構成は、読書に色々なものを与えてくれる。

  • 19世紀に書かれた社会学の古典。
    当時の欧州で急増していた自殺を「集団本位的自殺」・「自己本位的自殺」・「アノミー的自殺」などに類型化し、豊富な資料を通して分析を進めた一冊。
    100年以上前ともなると国家ごとのデータ傾向が現代と全然違ったりして面白い。

  • 大学の授業の関係で読んだ本。

  • アノミーねぇ。
    面白い。

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著者プロフィール

1858-1917年。フランスの社会学者。マックス・ウェーバーと並ぶ社会学の創始者。代表作は、本書(1895年)のほか、『自殺論』(1897年)、『宗教生活の基本形態』(1912年)など。

「2018年 『社会学的方法の規準』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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