サロメの乳母の話 (中公文庫)

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著者 : 塩野七生
  • 中央公論社 (1986年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122012943

サロメの乳母の話 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 表題の他、オデュッセイスの妻、ダンテの妻(ベアトリーツェではなく!)、聖フランチェスコの母、ユダの母、カリグラ帝の馬、アレクサンダー大王の奴隷、ブルータスの師、キリストの弟、ネロの双子の兄(これは想像の人物)などから見た有名人の姿です。歴史上の有名な人たちも身近な存在であった人たちから見ると正にこのように受け取っていたというのは全く自然なことだと思います。そう考えると普通の人たちだったのだと親しみさえ湧いてくるように思われます。いかにも女性作家らしい観察眼だと思います。

  • 神話や聖書、世界史を知らないと楽しめない一冊。絵画を知っていると、より楽しめる。

    オデュッセウス、サロメ、ユダ、カリグラテイ、ブルータス、ネロなどなど。

    歴史上の人物の心の裏側や、その側近達の心の描写をでっち上げた?物語。

    暴君ネロが実は双子だった章は中々に面白い。オチもきれいにオチてるし。

    キリストの弟の話も、史実?に絡んで良い味をだしてる。
    一つ一つ、宗教画が目に浮かぶ。


    こういう一冊は、物を知ってないと書けないね。

  • (1990.07.10読了)(1986.01.13購入)
    (「BOOK」データベースより)
    ホメロスが謳うオデュッセウスの漂流譚はでっちあげだ!と糾弾する妻ペネロペ。不器用で世渡りが下手な夫を嘆くダンテの妻。サロメの乳母、キリストの弟、聖フランチェスコの母、ブルータスの師、カリグラ帝の馬…歴史上の有名人の身近にいた無名の人々が、通説とはまったく違った視点から語る英雄・偉人たちの裏側。「ローマ人の物語」の作者が想像力豊かに描く短編小説集。

    ☆塩野七生さんの本(既読)
    「ルネサンスの女たち」塩野七生著、中公文庫、1973.11.10
    「神の代理人」塩野七生著、中公文庫、1975.11.10

  • 本当にそうなのではと思ってしまう。塩野先生の妄想、否、わたしもそうあって欲しいと妄想する、そうなのではと妄想する、洗脳された1人。

  • 初、塩野さん本。「サロメの乳母」と「ネロの双子の兄」話がとくに面白かった。

  • 他の彼女の書物と比べて情報量が少なかったせいかすらすら読めた。
    女性の強かさ、女性ならではの男気みたいなものが溢れた文章で読んでいて気分がよかった。
    ユダとキリスト、標題のサロメの章は、人間としてのそれぞれが描かれていて、(こんなこといったら怒られるかもしれないけど)メシアというものに胡散臭さを感じてしまう私に納得のいく解釈かつ創作だった。

  • 史実・・・?と思ってしまうような話ばかり。
    カリグラ帝の馬を見てみたいと思った。

    最後の饗宴・地獄編がちょっと笑える。

  • 小説って分かっても信じたくなる。でも99.9%は虚構。ダンテの妻とブルータスの師の話が特に面白かった。

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