海辺の生と死 (中公文庫)

  • 25人登録
  • 4.44評価
    • (5)
    • (3)
    • (1)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : 島尾ミホ
  • 中央公論社 (1987年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122014039

海辺の生と死 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 昭和49年創樹社から出た本を再出版したもので
    南国の激しい情と愛の物語でもあり
    戦前の奄美大島に存在していた暮らしを知る数少ない情報源でもある

    当時の島環境という情報の少ない中で
    ミホさんやその父母や祖父の教養の広さ深さ
    更には意識の高さがどこから来たモノなのかをもう少し知りたいと思う

    又精神という愛の広さ深さと情という集中した強さの
    一見矛盾する両立を可能にするバランス点はどこにあるのかを
    実践して探していた人達なのかもしれない

    人間の持つ永遠の課題がこの点にあるように思えるし
    時空間という場そのものが目指している方向が
    情による愛の証明なのかもしれないとも思う

    一度は住んでみたいところの一つだ
    バリ島・沖縄・ベトナムにキューバ・ペルー・に北欧・・・

  • 本来、手記として書かれたものですが、私は、優れた連作小説集だと思っています。それも奇跡的な傑作です。それなのに、中公文庫版でさえ絶版とは悲しい。

全2件中 1 - 2件を表示

海辺の生と死 (中公文庫)の作品紹介

幼い日、夜ごと、子守歌のように、母がきかせてくれた奄美の昔話。南の離れ島の暮しや風物。慕わしい父と母のこと。-記憶の奥に刻まれた幼時の思い出と特攻隊長として島に駐屯した夫島尾敏雄との出会いなどを、ひたむきな眼差しで、心のままに綴る。第15回田村俊子賞受賞作。

海辺の生と死 (中公文庫)の文庫

ツイートする