ジャンヌ・ダルク (中公文庫 M 154-2)

  • 中央公論新社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122014084

感想・レビュー・書評

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  • そういえばジャンヌ・ダルをちゃんと知らないかったわ、と。
    ジャンヌ・ダルク本は他にもあるだろうに、なんでミシュレなんだと言われたら、「魔女」を読み損なっていたからです。あれは昔、映画になりました。
    アニメ「哀しみのベラドンナ」(1973)をご存じでしょうか。深井国の原画がオトナっぽくて、当時はエロティックな表現が問題になってました。
    映画の方はほとんど「ふう~ん」で終わりましたが、原案だというミシュレの「魔女」には歯が立たず。というわけで、ミシュレを1冊読まねばと思ってたので、物語性がありそうなこちら。当書のほうは短いし読めるだろうと思ったのですが、なんと、文庫本1冊の半分が「註」でした。おもしろかったけど、これも歯ごたえあり。
     
    ■  2011/07/03:読了

  • 訳:森井真・田代葆、原書名:Jeanne d'Arc(Michelet,Jules)

  • w

  • 19世紀のフランスの歴史家ミシュレが伝説的なベールに包まれたジャンヌ・ダルクの生涯について巧みに描いた伝記です。現代の社会とは異なったヨーロッパの中世社会の一断面が良く描かれています。

  • フランス人のジャンヌダルク観は、救国の少女を英国に売った罪悪感も相俟って神格化していると言っても過言ではない。本書は、読みにくさも手伝ってこのあたりの感覚をストレートに読み解きにくいが、豊富というか多すぎる引用を読めばこのあたりの感じが少しはつかめると思う。

  • 訳文がいい。特にジャンヌ・ダルクの語りがいい。本望な死に方とは到底思えない。殉教出来なかった殉教者見たいな感じ。フランスしっかりせい!

  • ジャンヌダルクの一生を、当時の記録などを元に纏めた一冊です。フランスの地名や歴史をろくに知らない私にはハードル高かったです…。着いていけたのはジャンヌが生家を出るところまで。その後はもう誰がどんな立場だやら、どこの地方の話だやら。正直家系図より、勢力地図でも資料にあげてもらった方が助かるのに、と逆恨みしてみたりして。結局なぜジャンヌが裏切られ、民衆にまで見離され、火刑に処されなければならなかったのか、納得できる理由は見つかりませんでしたし、ジャンヌが見た天使や聞いた声がなんだったのかも分からないまま。だけれど、周囲がどうあれ本人はそれらの啓示に盲目的に従い行動した。ぶれることのない発言からも、彼女が信じるものに何一つ疑いを持っていないことが伝わってきます。その信仰心が列聖された理由だというのがよく分かりました。

  • フランスの有名な歴史学者が書いた評伝です。
    薄い本なので読むのはそんなに苦になりませんが、内容はほとんど覚えていません。
    自分にはちょっと難しかったかな…

  • 4122014085 272p 1993・4・30 7版

  • やたらと注釈が多くて
    ・・・むしろ注釈のページの方が長い!
    外人さんの作品のせいか・・・分かりづらい!

  • 78夜

  • リスペクト

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著者プロフィール

ジュール・ミシュレ(Jules Michelet)
フランス革命末期の1798年8月にパリで生まれ、父親の印刷業を手伝いながら、まだ中世の面影を色濃く残すパリで育ち勉学に励んだ。1827年、高等師範の歴史学教授。1831年、国立古文書館の部長、1838年からコレージュ・ド・フランス教授。復古的王制やナポレオン三世の帝政下、抑圧を受けながら人民を主役とする立場を貫いた。1874年2月没。

「2024年 『フランス史Ⅹ アンリ四世』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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