アーロン収容所再訪 (中公文庫)

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著者 : 会田雄次
  • 中央公論社 (1988年11月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122015661

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アーロン収容所再訪 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 太平洋戦争でミャンマーに渡り、日本が降伏した後イギリス軍の捕虜となった著者の会田氏が、26年ぶりにミャンマーを訪れた際の、旅の記録です。当時と変わらない、ミャンマーの文化とそこに暮らす人びとの姿が、生き生きと描かれています。

    会田氏は、同じ第二大隊の生存者の思い出話で語られた言葉を記しています。「おれたちのやったことは、凄惨な勇戦敢闘とか最近流行の軍部の悪に対する弱者の正義の抵抗話とかいった、嘘でかためた浪花節式でやらんと誰も聞いてくれん。本当のことなんか何をいうても判ってもらえんやろ」。万年初年兵だった著者が受けた屈辱や、イギリス軍の仕打ち、そんな中で出会った現地の人びとの思いやりなど、単純に正義と悪という図式では語れない、当時の体験が織り込まれながら、ふたたび現地を訪れた会田氏の感懐が印象的です。

    ただ、ミャンマーの人びとへ注がれる氏の優しいまなざしに、オリエンタリズムの色合いも含まれているところに、多少ひっかかりを覚えます。

  • 戦後2年間抑留された筆者のビルマ再訪問記

  • ・著者のビルマ大好きっぷりがひしひしと伝わってくる一冊。
    ・戦中戦後とあれだけ特異な体験をしたビルマに対して、これだけ愛情を持つってのは、極限状態に置ける心理が働いてるんじゃないかとも思える。
    ・しかし著者の目を通して見るビルマの人たちの愛すべき姿はどうだ。
    ・戦後になってもずっと変わらない親愛の情を日本に持っててくれたというのが本当なら、こんなにうれしいことは無いよな。
    ・今はミャンマーであるこの国が、著者が訪れたときの姿でいるのかどうか、一度訪れてみたい。
    ・どうもシベリアの高杉氏とビルマの会田氏を混同しがちになる。あれ、あのエピソードってアーロン収容所だっけ?と。

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