熊を放つ 下巻 (中公文庫 C 34-2)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122015944

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  • ジギー。グラフ。物語全体に人の自我が溢れていて、それに拒否反応を示すのか。読むのに気力を使った。普通に働らく暮らしは自我を捨てて生きることでもあるので。自己正当化の防衛反応が働くのか。顔をそむけつつ読むような読み方をしてしまった。連休中に読了したのも偶然ではあるまい。個性的な人物が多く登場するので誰が好きかという話は面白いかもしれない。ヴッドとトルマーは親しみを覚える人物だった。あとケフ。そうなると、自分はジギーもグラフも嫌いなような気がしてきた。次はホテル・ニューハンプシャーを読みたい。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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