日の移ろい (中公文庫 し 10-3)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122016668

作品紹介・あらすじ

心塞ぐ思いの日々。人びとをどこか拒否する心。ながく「私」にはりついていて、決して離れようとはしない、執拗な鬱。日記という形式で日常を追いながら、日日の出来事とそれを感受する心の戦き、あらがいのさまを微細に観察し、記録することで、最上の文学に熟成させた名作。谷崎潤一郎賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 日記モノ。某作家が誉めてたので読んでみた。しかし途中で飽きて挫折。ゆったりと、しみじみと味わう読み物かと思う。

  • 島尾せんせいのこころをこの世のありとあらゆるものが塞いでゆく・・・

    目の先がくらくなったってあんあた・・・

  • 少女キミヨちゃんが出てくると著者の気分がちょっとよくなるところなど笑えるが、後半はかなり鬱が進行してきているようだ。

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著者プロフィール

1917-1986。作家。長篇『死の棘』で読売文学賞、日本文学大賞、『日の移ろい』で谷崎潤一郎賞、『魚雷艇学生』で野間文芸賞、他に日本芸術院賞などを受賞。

「2017年 『死の棘 短篇連作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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