小林一茶 (中公文庫)

  • 16人登録
  • 3.83評価
    • (1)
    • (3)
    • (2)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : 井上ひさし
  • 中央公論社 (1990年9月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122017467

小林一茶 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 痩せ蛙負けるな一茶ここにあり
    やれ打つな蝿が手を擦る足を擦る
    雀の子そこ退けそこ退けお馬が通る
    容易に思い出す一茶の句からは、好好爺のイメージだったけど…

    いやいや、なかなか世俗にまみれた…というか、
    金銭に執着し、自己顕示欲の強い、おまけに好色な
    キャラクターであったらしく、これは、そうした様が、
    実にリアルに感じられる戯曲…

    そもそも、もともと俳諧などといったものは、
    高尚な芸術ではなく、この戯曲でも、
    冒頭、俳句を賭け事のようにした懸賞句会?
    の様子が活写されていて興味深い…

    17文字に同じ音をたくさんよみこんだ者が
    掛金を手にできる…というもの。
    六つが勝負の山だろう…というので、
    ボクもちょっと遊んでみた…

    ののさまののうのうとするはるののの

    へへっ! 9つ入れちゃった!
    …と喜んでみたものの…戯曲は、驚きの展開!
    弥太郎(一茶)が出したのは、次の句…
    よいがうえいよいよよいよよよのはる

    それを負かしたのが竹里の…
    ながくただなづなななつなたたくかな
    なんと! 回文になってるのです!
    弥太郎、竹里に女およねが絡むこの芝居…いいです!

  • 面白い!日本の演劇の脚本って、世界的レベルでは?とおもうのですが、違うんでしょうか。

全2件中 1 - 2件を表示

小林一茶 (中公文庫)の単行本

ツイートする