潤一郎訳 源氏物語 (巻2) (中公文庫 (た30-20))

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著者 : 紫式部
制作 : 谷崎 潤一郎 
  • 中央公論新社 (1991年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (497ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122018266

潤一郎訳 源氏物語 (巻2) (中公文庫 (た30-20))の感想・レビュー・書評

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  • 原文の雰囲気をとっても残していて美しく、その分、読みにくい谷崎源氏の2巻目。地味な巻が多いのですが、そういう中に味わい深いシーンがあるのです。紫さんと秋好さんの春秋論争とか。フジツボさんの亡霊とかね。やっぱり源氏物語、好きだなー。

  • 第二巻は、恋愛的要素がないわけではありませんが、それ以上に、壮年となった源氏を筆頭に、自分の死後も生きていかなければならない子や孫の人生に思いを馳せ、今自分がどうしておくことが彼らの人生にとって最良の選択であるのか悩みに悩み、時に泣きながらも決断を下す親や祖父母たちの姿が印象に残りました。

    息子の将来を熟慮して当時の慣例に反した決断を下す源氏に納得するのはもちろん、それ以上に、3歳の幼い娘の将来を思って、本来なら敵である源氏の正妻・紫の上に手渡すことを決めた側室の明石の君やその両親の心理描写の経過と別れの間際の姿には大号泣してしまいました。哀しみに沈みながらも自分を納得させようとする明石の君と、自分の哀しみをこらえて娘を諭す明石の君の母の掛け合いは本当に見事です。

    収録巻としては、源氏の生来の悪癖と宮中の権力争いによって事実上左遷の憂き目をみる「須磨」から栄華を極める「胡蝶」までが収められています。
    この巻では、冷泉帝(源氏の隠し子)や夕霧といった息子世代の成長や恋なども描かれており、「源氏物語」が主人公の源氏だけでなく、多くの登場人物の時の流れや成長を描写していることが、物語を壮大なものにしています。

  • こういう古典も読んだ方がいいかと読み始めて数年.やっと二巻まできた.まぁ読みづらい.もうちょっと現代語っぽくして欲しいな.主語がない文が続くと誰が何をしたのか追うのが大変...

  • やっと須磨からですー。一巻の後半を読んでて、文章から立ちのぼる香りに異世界(?)へトリップしてました。中学生の頃昼休みや放課後、図書室へ通って谷崎の全集を読むのが楽しみだったのですが、そのときもトリップしていたなあ。源氏物語でまさかの懐かしい体験、ふたたびです。
    ※読み終えました。おもしろかったー!六条院も8月に完成したんですね。雲居雁と夕霧の恋がせつない「乙女」が好き。あと朝顔の斎院の潔癖さが美しいです。角川ソフィア文庫の原文+訳文を参照しつつ読了。

  • 谷崎源氏の決定版。第2巻。(レビュー前)

  • 谷崎潤一郎の旧居に尋ねた縁で、長い間しおりをはさんでいたままのものを読み始めると、これが面白くてとまらなくて一気に最後まで読んじゃいました。
    こうして小説書きになってみて、改めて源氏を読むと、さらにすごさが分かりました。
    キャラクター造詣のうまさ、一つ一つのシチュエーション、読み手の女性が喜ぶ着物やら管弦の遊びやら和歌に添える紙や香りや花の美しさ、忘れた頃に昔の人が描かれる構成の巧みさなど、とてもとても日本の物語の始まりとも思えないほどです。
    すごいなあ、こんな物語書きたいなあ。女の子の憧れだよ。

  • 資料番号:011211737
    請求記号:913.3/ ム/ 2
    資料区分:文庫・新書

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