詩人の旅 (中公文庫)

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著者 : 田村隆一
  • 中央公論社 (1991年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122018365

詩人の旅 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 詩人・田村隆一の国内旅行記。
    軽妙で洒脱で、人と土地に出会う喜びと愉しみが伝わってくる、とてもいい旅行記であった。

    さすが田村隆一というべきか、国内旅行記であるにもかかわらず雰囲気はとても軽やか。
    いわゆる「のんびり」とか「ほのぼの」という意味の「ライト」ではなく、からっとしていてお洒落なのだ。

    出てくる食べ物とお酒が、どれもおいしそうで、さっと電車に飛び乗ってその地へ出かけたくなる。
    どれと言うのは難しいけど、やっぱり一番は福井の蟹かな! あー、福井に行って蟹をたらふく食べてみたいよー!!

    そして感心したのは、田村さんが若者にけっこう旅に誘われているらしいこと。
    随分年下の若者にも、田村さんは「行きましょう行きましょう」と声を掛けられている。すごいことだなぁと思う。自分より何歳も年上の人を、若者はそう旅に誘わないと思うからだ。それとも、現代がそうなだけで当時としてはそうでもないのかしら?
    ともあれ、若者にモテモテというだけで、田村さんの人柄がわかろうというものだ。

  • 賢しい道を選んだ鮎川と違い、田村隆一はウイスキーで「ぼく」だった。

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