北風に起つ: 継体戦争と蘇我稲目 (中公文庫 く 7-14)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (637ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122018518

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  • 6世紀初頭の倭国を舞台に、
    大王位を巡り諸氏族がそれぞれの思惑を胸に繰り広げられる
    男の戦いを壮大なスケールで描く古代長篇小説。

    雄略天皇後、系譜上直接の血統を喪った大王家の跡を継ぐために
    擁立された越の国の首長・男大迹王(後の継体天皇)。
    男大迹王が大和の主要豪族の抵抗に合いながらも
    大王として即位するところまでを伝えられる史実を元に
    黒岩節が各所に散りばめられている物語である。

著者プロフィール

1924-2003年。大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。在学中に学徒動員で満洲に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。日本へ帰国後、様々な職業を転々としたあと、59年に「近代説話」の同人となる。60年に『背徳のメス』で直木賞を受賞、金や権力に捉われた人間を描く社会派作家として活躍する。また古代史への関心も深く、80年には歴史小説の『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。84年からは直木賞の選考委員も務めた。91年紫綬褒章受章、92年菊池寛賞受賞。他の著書に『飛田ホテル』(ちくま文庫)。

「2018年 『西成山王ホテル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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