あじさい前線 (中公文庫)

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著者 : 連城三紀彦
  • 中央公論社 (1992年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122019010

あじさい前線 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 藤倉朝子は14年の結婚生活に終止符をうった後、
    結婚前に付き合いのあった男たちに手紙を出しました。
    付き合いの濃淡はあっても、その数8人。

    手紙に待ち合わせの日時と場所を書き送ったとはいえ、差出人の住所のない手紙に、受取人も返事の書きようがありません。

    九州から東北まで、紫陽花の開花時期をなぞるように朝子も北上します。

    男たちは、どんな気持ちで手紙を読んだのか。
    待ち合わせ場所に姿を現したのか。
    現れたとしたら、何を期待してきたのか・・・・
    そして、朝子はなぜそんな手紙を送ったのか。

    若い時ならいざ知らず、ある程度の年齢になってから何か人生の節目を迎えた時、それまでの足跡をたどろうとする気持ちが湧きます。

    女を描き、男を描いた、自分自身に距離を置いた冷静さと、男と女であった昔を思いおこす熱が交互に顔をだす物語です。

  • 2012.12.15

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