古書彷徨 (中公文庫)

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著者 : 出久根達郎
  • 中央公論社 (1994年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122022010

古書彷徨 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 本に対する想いと云うのは、当たり前だけど人其々で、こんなに真剣に向き合う人もいるんだなぁ、と。

  • 好きな作家の一人。古本綺譚に衝撃を受けこれも再読。

    一編収録されているフィクションの出来はイマイチだが、古本をめぐるエッセイはやはりいい。
    作っている部分もあるのではと疑いたくなるくらい、いろんな人が登場する。

    平成の今の世では考えにくく、味気ないブックオフが幅を利かせている古本業界。作者の世界観に同調出来る人が、若者にいるのだろうか。

  • 古本屋を営む筆者が出会う面白い客を描いたエッセイ+古本屋と悪質な古本業者との関係を描いた小説+過去の通人について書かれたエッセイ。

    筆者の書く古書好きと私の思う古書好きは違うようで、古書を一種の骨董品のようにとらえている人が多いようです。

    私にとって本は中身が重要で、本に物質的価値を見出すことはあまり無いです。だから新書、古本の区別なく本ならばなんでも良いという考えです。だからこそ、新書よりも安い古本ばかり買っちゃうのでしょう。
    まぁ私は年代の古い本が置いてあるような古本屋に行ったことはあまりないのだけど。

    本が家計を圧迫することもあるんだなぁーと思うと不思議です。

    エッセイの中にあった大みそかになるとやってくる客の話しが印象にのこっています。
    あと「紙魚(しみ)」という存在とか。一度だけ見てみたいかも。

  • 偏屈な古本屋の親父や変わり者の客たちの、書物に対するフェティッシュな執念の見え隠れするエッセイ集。暗く湿り気を帯びた内容や描写はそのまま古本屋のたたずまいのようだ。他に歴史上の通人、道楽人を紹介した軽妙な文章などを収める。

  • 古書に関係あったりなかったりするエッセイ。
    短編と通人云々はともかく他は面白かった。
    固い本の息抜きに読むのに丁度いい。

  • エッセイ50余編に『聖紙魚』という短編ひとつにより構成される。
    前作『古本綺譚』に比べると雑多な感じでストーリー的な面白みには少し欠けるかもしれない、が、作者氏の、本に対する愛情はいっそう精彩を加えており、読書通の読書欲を刺激する内容になっています。

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