地球へ 1 (中公文庫 コミック版 た 1-1)

著者 :
  • 中央公論新社 (1995年1月18日発売)
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本棚登録 : 381
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122022393

感想・レビュー・書評

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  • 何十年も前のマンガなのに全く色褪せない面白さがスゴイ。アニメも見ましたが、キースの描き方に関しては圧倒的に原作が良い。ただ話の終わり方はアニメの方がより分かりやすい希望が見えて好きです。原作の終わり方も勿論好きだけど、某キャラがちょっと報われなさ過ぎというか、もうちょっと幸せにしてくれても…という気持ちが出てきてしまう(笑)

  • 1977年S52月刊マンガ少年掲載。記念すべき初少年誌連載作品。巨大コンピュータに管理された未来、計画的な人口管理が行われるなか不適格なミュー(どこかに障がいを持つ超能力者)が母星地球へ反乱を起こす。映画マトリックス(1999年公開)的でもありコンピュータ管理社会、地球環境破壊などがテーマを扱う先見の明が凄い

  • 難しいお話。すごいなあ、こんなお話が描けるなんて。

  • 案に反して壮大。割と感動してしまった。
    この作者は、冷たい瞳と情熱の同居を描くのがうまい。

  • ファンタジーの金字塔との呼び声高いので,読んでみました。1巻なのでまだ感想は書けず。

  • 2015.11.23

    リアルタイムで読んで、大好きだった作品です。少なくとも35年位前の作品なはずなんですが、私はあまり古さは感じませんでした。しかし、そもそも最近のSFって読んでないので、わからないだけかもしれません。

    美しい少年達のストイックな戦い。人間は年取っちゃうけど。恋愛など邪道な感情は入り込むスキがほぼありません。主役のジョミーに関しては一ミリもありません。それでも少女マンガが大好きだった(当時)少女の私も夢中で読みました。
    当時、萩尾望都のスターレッドもすごく好きだったのですが、今思えば火星か地球かの違いで、両作品は共通したところがありますね。

    3巻完結ですが、中身が濃くて、読み終わったあとは結構なお腹いっぱい感。10巻分位のボリュームはありそう。

    また竹宮恵子さんのSFが読みたいな〜。新作はありえないんでしょうかね〜〜?

  • 原作コミックは書かれてから、かなり時間がたっているが、かつての映画版とTV版(どちらもアニメ版)に不満があり、遠ざかっていた。
    読み返すと、これまで読んできたディストピア小説とそん色なく面白い。コミックだけに、かなり凝縮された感じなので、もっと設定や登場人物の背景など小説として書き起こしたら、かなり綿密なSF小説になると思う。
    しかし、竹宮氏の絵があってこの物語に引き込まれるのだが。今では古典の域に入るのだろうが、懐かしく読んでいる。

  • 絵で見ると、かつての遠未来というのは、実に金属的な輝きに満ちている。コンピュータによって管理された社会は二十一世紀作のSFでもよく見るけど、突然変異のミュータントはさっぱり見ないな。

  • 内容が複雑すぎて頭で整理するのがタイヘン。
    テーマはよくある、人間と異形の人間(ミュウ)との隔離と管理。
    受験地獄だった作者の青春時代を反映しているかな、と思えなくもない。絵はうまい。

    現在、大学教授をしてえいる著者だが、女性でここまで高度なSF漫画を手がけたのは驚嘆に値しよう。萌え要素がなく、大人向けの漫画。

  • テーマ詰め込みすぎだろ!って設定にゴチャッとした展開、重厚な展開についてくのがしんどいけどなかなか面白い

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著者プロフィール

1950年、徳島市に生まれる。徳島大学教育学部中退。68年『リンゴの罪』でデビュー。70年、雑誌連載をきっかけに上京。以後、SF、同性愛、音楽、歴史などを題材に多彩な執筆活動を展開。80年、『風と木の詩(うた)』『地球(テラ)へ…』により第25回小学館漫画賞を受賞。主な作品に『ファラオの墓』『イズァローン伝説』『私を月まで連れてって!』『紅にほふ』『天馬の血族』『マンガ日本の古典 吾妻鏡』などがある。京都精華大学にて2000年~教授就任。14年~18年学長。2014年紫綬褒章受章。

「2021年 『扉はひらく いくたびも 時代の証言者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹宮惠子の作品

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