一夜官女 (中公文庫)

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著者 : 司馬遼太郎
  • 中央公論社 (1995年5月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122023116

一夜官女 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  •  いつも思うことだが、司馬遼太郎の短編は実によい。どちらかというと、数々読んだ長編作品よりもすばらしいと感じ入る。何がそれほどすばらしいのか、描かれる時代背景それぞれの人物像が生身の人間として伝わることである。

  • 戦国時代の短編集(6作品収録)である。短編集は気軽に読めていい。
    先日、やはり戦国時代が舞台の女性メインの短編集「戦国の女たち」を読了したばかりなので、その流れで読んでみた。が、「戦国の女たち」で収録されていた「一夜官女」「女は遊べ物語」「侍大将の胸毛」が本書にも収録されており、結果、3作品のみ初見ということに。

    初見分だけ、それぞれ感想を書いていこうか。

    「雨おんな」
    関ヶ原の戦い直前、厄払いを稼業とする"歩き巫女"のおなんが、東軍(福島正則の家来:尾花京兵衛)・西軍(宇喜多秀家の家来:稲目左馬蔵)それぞれの侍と肉体関係を持ち、その2人の侍が戦場で敵対し、のちにおなんは2人と再会…というありそうでなさそうなお話。ま、肩の力を抜いて読める。

    「京の剣客」
    吉岡一門と宮本武蔵にまつわるお話。吉川英治作品の「宮本武蔵」など他作品に異論を唱えるアンチテーゼ的な内容。これもあって、司馬遼太郎は「真説 宮本武蔵」を書いたのだろうか。まずは吉川作品を読んでから、「真説・・・」を読んでみようかな。

    「伊賀の四鬼」
    忍者モノではあるが、2013年08月27日に読了した「最後の伊賀者」には入っていなかったのが不思議。入りきらず漏れてしまったのだろうか。
    戦国時代の伊賀忍者4人のうちの、湯舟の耳無と岩尾の愛染明王の対決を、豊臣秀吉VS柴田勝家の戦いである賤ヶ岳の戦いの前哨戦として描く。司馬作品の忍者モノは躍動感があって楽しませてくれる。

  • 短編集。吉岡兄弟を描いた「京の剣客」が良かった。

  • 軍師二人とかぶっていて残念。

    ただ、伊賀の四鬼については、梟の城を思い出させた。
    ナルトの原点だろう。

  • 面白いの一言。背景は時代物・歴史物。内容は誰もが経験したことがあるような切ないそして純粋な青春ものと言ってよいかも。司馬遼太郎さん奥の深さを感じさせる作品の1つ。

  • 戦国時代の短編集
    「侍大将の胸毛」がおもしろかった。
    渡辺勘兵衛なかなか魅力ある人物
    藤堂高虎とはわ生き方が真逆  
    「女は遊べ物語」 吉岡兄弟の「京の剣客」

  • 「京の剣客」は「真説宮本武蔵」にも収録されている作品。いずれの短編も軽い読み物。

  • 6つの短編集だけど、他の短編集に含まれているものが4編もあり、初読は2編のみ。吉岡道場の話は面白かったけど、1冊全体の満足度は低い。

  • 司馬遼太郎はこれしか読んだことない。超セクシーな男とか、かかあ天下みたいな女とか、男と女の面白さって感じの本でした。

  • 軽く読める短編集。ほとんど他の文庫に載ってるような気がする。「京の剣客」が面白かった。11.5.19

  • 5月14日読了。華々しい合戦などの表裏で生きる、侍武者や忍者、市井の人々を描く短編集。娯楽がなかったであろう古代日本、男女が「寝る」ことは今よりもっと身近な楽しみであり、かつ「生きること・死ぬこと」について考えたり体験することももっと身近だったのでは・・・と想像する。肩の力の抜けたような短編集であり、軽く読めて息抜きによい。

  • 「女は遊べ物語」が最高。

  • さらっと読める短編集ですが、短編小説にありがちな「え?もう終わったの?」という感じもなく、良かったです。

  • 肩の力抜いて読める司馬遼太郎の短編集。立派な恋愛小説、として読んでしまうところがわたしの甘さ。

  • 男女の一夜だけの縁の話の「一夜官女」と、ある戦国武士が自分の人生になかった”縁”というものについて最後にふと考える「侍大将の胸毛」、良いですね〜。 今までこの人はいつも一体どうやってあのような話を作り上げるのだろう、と思っていましたが、あとがきに「暇さえあれば寝転んでいて、寝転びながら史書の人物とつきあうのが趣味道楽」と書いてあり、なるほどと思いました。それにしても、長編、短編、旅行記、すべて同じくらい面白いのが書けるってつくづくすごいなあ。文体もいつもながら独特で心地良く、癖になります。

  • 司馬遼太郎の書く男はカッコイイ。女は強くて可愛らしい。そんな印象を受けました。

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