文章読本 改版 (中公文庫 ま 17-9)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122024663

感想・レビュー・書評

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  • 旧仮名遣いで書かれているので、若干読むのに時間がかかった。
    しかしやはり噂通り、ものすごい国語の本だった。
    自分はこれを機に日本語の古典にもっと接近していこうと思う。
    日本の文章は我々若い世代が守っていかねばなるまい。

  • 08/4/5 ブックオフで購入。この人の旧字体文は全く好きになれないが、随筆としては面白い。

  • 文章読本では一番か

  • 昔読んで感動しました

  • 谷崎氏のものよりも、より詳しく具体的に文章に対する考え方や取り組み方が書いてあります。文章がもっと上手くなりたいという人や、文章をより深く味わいたいという人にお勧めです。

  • 千数百年の日本文学を背負えなかった男の文章論。

  • <p>丸谷才一氏の「文章読本」。</p>

    <p>この本を手に取ったきっかけは、「<a href="http://booklog.jp/at-aka/asin/483790646X">うまい! と言われる文章の技術</a>」の後書きにあった、井上ひさしエッセイ集の引用でした。少し長いですが、引用してみます。</p>

    <blockquote>
    <p>編集部から与えられた紙数は四百字詰原稿用紙で五枚。これっぽっちの枚数で文章上達の秘訣をお伝えできるだろうか。どんな文章家も言下に「それは不可能」と答えるだろう。ところが筆者ならこの問いにたやすく答えることができる。それに五枚も要らぬ。</p>
    <p>ただの一行ですむ。こうである。</p>
    <p>「丸谷才一の『文章読本』を読め」</p>
    <p>とくに、第二章「名文を読め」と第三章「ちょっと気取って書け」の二つの章を繰り返し読むがよろしい。これが現在望み得る最上にして最良の文章上達法である。以上で言いたいことをすべて言い終えた。あとは読者諸賢の健闘を祈る。</p>
    </blockquote>

    <p>「うまい〜」自身は、取り立てて面白い内容ではありませんでしたが、後書きだけは気に入って、「文章読本」を求めて本屋をいくつも探してしまいました。それで、まだ積読状態なので感想が書けません ^^; 読み終えたら続きを書きます m(_ _)m</p>

  • 『文章読本さん江』がいうところの、文章読本「新御三家」のひとつですから。

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著者プロフィール

大正14年8月27日、山形県生まれ。昭和25年東京大学文学部英文学科卒。作家。日本芸術院会員。大学卒業後、昭和40年まで國學院大學に勤務。小説・評論・随筆・翻訳・対談と幅広く活躍。43年芥川賞を、47年谷崎賞を、49年谷崎賞・読売文学賞を、60年野間文芸賞を、63年川端賞を、平成3年インデペンデント外国文学賞を受賞するなど受賞多数。平成23年、文化勲章受章。著書に『笹まくら』(昭41 河出書房)『丸谷才一批評集』全6巻(平7〜8 文藝春秋)『耀く日の宮』(平15 講談社)『持ち重りする薔薇の花』(平24 新潮社)など。

「2012年 『久保田淳座談集 暁の明星 歌の流れ、歌のひろがり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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