ものぐさ精神分析 続 改版 (中公文庫 き 3-4)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122025196

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    <正>
    人間は本能のこわれた動物である―。
    人間存在の幻想性にするどく迫り、性から歴史まで文化の諸相を縦横に論じる、注目の岸田心理学の精髄。

    <続>
    人間の精神の仕組みを「性的唯幻論」という独自の視点からとらえ、具体的な生の諸相を鮮やかに論じる岸田心理学の実践的応用篇。
    待望の続篇。

    [ 目次 ]
    <正>
    歴史について
    性について
    人間について
    心理学について
    自己について

    <続>
    歴史と文化
    性と性差別
    人間について
    感情について
    作家について

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 『ものぐさ精神分析』の続編。前回読んだものが面白かったので、続編にも手を出してみた。

    個人的なお気に入りは「人間について」の「性格について」と「価値について」、「作家について」の「サリンジャー『ライ麦畑で捕まえて』について」。

  • 自己嫌悪の項だけでも価値が高い

  • うちの足りない頭じゃうまく理解できなさそうなことを分かりやすい言葉で並びたててくれてます。すごく勉強になる一冊です。

著者プロフィール

精神分析者、エッセイスト。1933年生まれ。早稲田大学文学部心理学専修卒。和光大学名誉教授。『ものぐさ精神分析 正・続』のなかで、人間は本能の壊れた動物であり、「幻想」や「物語」に従って行動しているにすぎない、とする唯幻論を展開、注目を浴びる。著書に、『ものぐさ精神分析』(青土社)、「岸田秀コレクション」で全19冊(青土社)、『幻想の未来』(講談社学術文庫)、『二十世紀を精神分析する』(文藝春秋)など多数。

「2016年 『日本史を精神分析する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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