まんが道 (2) (中公文庫 コミック版 ふ 2-27)

著者 :
  • 中央公論新社 (1996年6月18日発売)
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122026384

感想・レビュー・書評

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  • 本書のような自叙伝は、本当に注意して読まないと全てを誤読する可能性がある。作者は作劇のためできる限り自分自身を卑下して描く。いわずもがな読者に共感を与えるためだ。
    だが、ぼくたちが安易に共感できるような人間ではないことは、説明せずとも自明である。
    実際にバンバン賞を取っていく「足塚」は、才野だけでなく満賀も同様の才人であることを表している。
    こういう類の自叙伝は、共感をベースに読み進めてはいけない。
    天才が世に出るまでの軌跡として読んでいくべきなのである。

  • とにかくもう、この2人が富山の同じ場所で育って、
    同じ志を持って漫画家を目指してくれたことに、
    心から感謝したい。

    この巻では、後の藤子不二雄誕生の瞬間が
    描かれていますが、心の中で「やったー!」っと
    万歳三唱でした。

  • 進路を決める高3。2人は相変わらず、マンガ書きに熱中。上京のための資金稼ぎに、大人向け雑誌への投稿。勝ち抜くために合作を決める。ペンネームは憧れのあの人に因んだもの。3学期。漫画家にまっしぐらの決意が固い才野。叔父の勧める新聞社に揺れる満賀。…高校3年生というのは大きな岐路に立たされる1年である。進学か就職か、どこの大学か、どんな職業か、故郷を離れるか、留まるか。卒業があり、別れもある。後から思い起こす時、青春の青さのピークがここにある。過ぎた後、人生の景色は大きく変わる…次巻へ。物語はその先に行く。

  • すごい。
    事実おもろ。

  • どこまでが事実で
    どこまでが創作なのかはわからないけど
    別にどこまででも良くて
    ただ面白いなぁと思って読めるのが良い。
    もしF先生が「まんが道」を描いたら
    どんな雰囲気になったのかなぁと想像しながらも
    A先生のエンタテインメントが楽しいのです。
    少しずつ時間が流れていきながら
    成長し
    一作一作積み上げていく。

  • 藤子不二雄A氏の自伝的大河コミック、第二巻。

    同級生に意地悪されたりしながらも、友情を深めていく。

    [more]
    (目次)
    立志編

     ふたりだけの雑誌
     漫画少年
     ときめきの雪
     期待と不安
     あたらしき門出
     ある挑戦
     あたらしき画風
     元旦の決断
     貯金通帳
     進むべき道
     ノートの重さ
     入社試験
     狂乱の一夜
     春がきた・・・
     黒い霧
     秘密と友情

    「まんが道」三浦朱門

  • 一巻に続き面白い。解説が三浦朱門でびっくり。(13.9.22)

  • 合作に至るまで。2人とも情熱が半端ではない。手塚の先進性にも驚くが更に劇画を見越す者など熱い。

  • みちおの人間臭さ、わかるなぁ。共感してしまう。

  • 今や世界に誇る日本文化=漫画・アニメ。
    その礎を築いた藤子不二雄氏A氏とトキワ荘に集う多くの仲間達。
    藤子不二雄氏A氏による自叙伝的長編漫画の全14巻。

    このシリーズの続きは、『愛…しりそめし頃に… 満賀道雄の青春』として、現在も執筆・連載されています。こちらも是非!

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