日本人と日本文化―対談 (中公文庫)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122026643

感想・レビュー・書評

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  • 日本人や文化について、大変多くの発見がある。

  • 580円購入2011-01-25

  • 司馬遼太郎とドナルド・キーンの対談本。やや期待はずれか。それとも読みこなしが足りないのか。

    第一章 日本文化の誕生
    第二章 空海と一休
    第三章 金の世界・銀の世界
    第四章 日本人の戦争感
    第五章 日本人のモラル
    第六章 日本にきた外国人
    第七章 続・日本人のモラル
    第八章 江戸の文化

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    恥、他力本願、英雄のいない国

  • 司馬遼太郎さんとドナルド・キーンさんの対談本。
    「日本人と日本文化」について、色々なお話が繰り広げられます。

    印象に残ったのは、「何が日本オリジナルか、それにどれだけ価値を感じるか」みたいなことで、

    「本居宣長のやまとことばへのこだわりは、あんまりすきぢゃない」
    という話とか。

    「昔だって、神道、仏教、儒教などを並列して日常で使っていたいい加減な日本人」とか。

    あと、「日本人がいちばん肌が合うのは、何のルールも規則もほぼ無い状態の、原始的な神道では」という司馬さんと、「やっぱり仏教も相当に根を張っている」というキーンさんの微妙な温度差。

    なんだけれども、結局、「いいかげんな神道の皿のうえに、仏教と言う食べ物も乗っている」みたいな言い方でお互いが納得する感じとか。

    「日本らしさ」とか「日本文化の素晴らしさ」というような話をするうえでは、この物知りふたりの意見というのは、大いに参考にすべきですね。

  • 司馬遼太郎とキーンさんの対談とあって、面白くないはずがないと読んだが、予想通り、否予想以上に面白い知識と思慮とウィットに富んだものだった。
    なにより嬉しいのは、最後に人名索引と年表があること。キーンさんの対談らしい。

  • 噛み合ってない感じが逆に良かった。

  • 日本文化への造詣が深い、スーパースターのようなお二人の対談がこの値で読めるというのは、夢のようなことです。
    読んでみて、やはり知識量がすごいなと。和やかな雰囲気の会話の中で、ぽんぽんと気持ちいいくらいに出てくる新しい知識に圧倒されます。
    自分の無知に改めて気づかされるし、知識もある上に自分の意見も持てることって、いかに素敵なことなのか思い知らされます。

    キーンさんのあとがきにあったように、汽車の中で偶然出会ったおしゃべり好きの二人がする対談を、そばで立ち聞きするような感覚で読むと、ほどよい息抜きになって楽しいです。

  • ドナルドキーンと司馬遼太郎の対談。
    二人とも主張が激しいため、なかなか議論がかみ合っておらず、読んでいてハラハラした。

  • 司馬遼太郎とドナルド・キーンによる対談集。歴史や文学を越え縦横に広がる話に、両者の日本や日本人に対する深い愛情を感じる。

  • 日本文化についての、司馬遼太郎とドナルド・キーンの対談集。昭和47年出版。話題は、外国文化の受け入れ方、宗教、モラル、江戸文化等多岐にわたる。全く古さを感じさせない。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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