日本人と日本文化―対談 (中公文庫)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122026643

感想・レビュー・書評

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  • ドナルドキーンと司馬遼太郎の対談。
    二人とも主張が激しいため、なかなか議論がかみ合っておらず、読んでいてハラハラした。

  • 日本には国民の英雄がいない。好きな人物と真に立派な人物が一致しないとのこと。前が秀吉、義経、西郷、足利義政など、後が家康、頼朝、大久保、北条3代など、なるほどという感じ。義政は政治家としては落第でも、文化人として評価された?しかし、二人の対談を読むと、自分がいかに日本の歴史を詳しく知らないかを思い知らされます。藤原惺堝など名前を聞いたことがある、程度ですが・・・二人はこの人物について議論したりします・・・。

  • 総括、それほどひきこまれることはなく。
    知識偏重の対談だという印象はぬぐえず。
    平安時代に国風文化が栄えたのは、
    平安以前におもに中国から取り入れてきた文化への反発があったからで、
    日本には受容の裏に反発があるということがいえようという部分は興味をひかれた。
    また、土佐日記、考えてみれば男が女に扮して書いていて、
    男性ですら心情の吐露を求めるという世界的には極めて異例ともいえる性質を日本人は有し、
    女性性みたいなもの、つまり情緒の優位が日本人の根本にはあるのかなぁとも。

  • だいぶ前に読んだ。再読必要。

著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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