まんが道 (5) (中公文庫 コミック版 ふ 2-30)

著者 :
  • 中央公論新社 (1996年8月18日発売)
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122026827

感想・レビュー・書評

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  • 初めて大きな失敗をやらかした満賀は早退し、一目散に才野宅を訪れる。その時の才野の励ましや、共同で作画している漫画が完成した喜び、そのあと映画に行って気分転換し、家に帰ってきてまた落ち込むという流れ。とても感情移入できるし、またとても羨ましい。こんな人間関係を作れたのも満賀の才能だろう。
    しかし黒澤明や手塚治虫の努力を自分のことのように受け止められる満賀も才野も凄まじい。
    本巻を読んで、ぼくも頑張らなければと、凡人ながら思ったのであった。

  • 漫画教室への投稿マンガの選と評。名前が記事に載る。期待されての学芸部への異動。まんが描きの方は、ついに原稿依頼が来る。新聞社勤めとまんが家への道。二足のわらじは共に順調。そんな中、ラジオ蘭に昨日の番組表を載せてしまうという失態を犯す。「チェック体制が杜撰なのでは?」と指摘したくなるのだが…死刑が存続する日本。何かのトラブルは誰かのせいにしたがる。人的要素は要因の1つに過ぎない。過ちが起きない仕組み作りこそが大切なのだ。それは、参加している全ての人が考えるべきことである。国の制度であれば、国民全体の責任だ。

  • 何も起きてないけど、人の人生はそれだけで面白い…。北の国から思い出しました。

  • もう仕事している
    異動があったり
    失敗があったり
    狙っていたり
    狙わなくなったり
    仕事が当たり前になって
    仕事のことを考える時間が増えてしまう
    気がつくと
    仕事ばかりではいられないからこそ
    夢を目指すことを
    どれくらい諦めずにいられるか

  • 仕事がどんどん楽しくなっていき、異動も経験する。
    ラジオ欄をまかされるが、そこで大失敗をしてしまう。

    その失敗をカバーしてくれる先輩たちがとても素敵に感じる。
    良い上司に恵まれていたんだなと。
    組織論の勉強にもなるんだな。

    それにしても、前巻で少し打ち解けたと思った日上君がまた意地悪になってしまって残念。(ヒガミ君だから仕方ないのかな。)

    [more]
    青雲編
     漫画教室
     新しいオーバー
     編集部よりの手紙
     二日酔い
     デビュー
     人事異動
     原稿依頼
     再会
     アイディアノート
     黒澤明の努力
     ラジオ欄
     二足のわらじ
     悪い予感
     大失敗
     明と暗
     仕事のきびしさ
     旋風

  • おもしろいなぁ。やはり並みの作品では味わえない重厚さがある

    そうなんだよねぇ。働く、というのは初めての事ばかりで誰しも必ず失敗をするもの。そしてそのときその仕事に対する責任を思い知る

    何か一つの事を続けて行くというのは簡単な事ではない。だけどそれをやり遂げたとき、それは何にも替え難い尊いものになるんだと思う。

  • 今や世界に誇る日本文化=漫画・アニメ。
    その礎を築いた藤子不二雄氏A氏とトキワ荘に集う多くの仲間達。
    藤子不二雄氏A氏による自叙伝的長編漫画の全14巻。

    このシリーズの続きは、『愛…しりそめし頃に… 満賀道雄の青春』として、現在も執筆・連載されています。こちらも是非!

  • 高岡などを舞台とした作品です。

  • 青雲編 漫画教室 新しいオーバー 編集部よりの手紙 二日酔い デビュー 人事異動 原稿依頼 再会 アイディアノート 黒澤明の努力 ラジオ欄 二足のわらじ 悪い予感 大失敗 明と暗 仕事の厳しさ 旋風

  • 仕事を失敗してしまい、落ち込む満賀。
    しかしそれをバネに、漫画への情熱を改める。

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