食は広州に在り (中公文庫)

  • 67人登録
  • 3.89評価
    • (5)
    • (7)
    • (7)
    • (0)
    • (0)
  • 9レビュー
著者 : 邱永漢
  • 中央公論社 (1996年9月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122026926

食は広州に在り (中公文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 『壇流クッキング』を読むついでに、並行して『食は広州に在り』も読み返してみた。初めて読んだときほどの面白さはなかったとは言え、開陳される数々のエピソードや故事は秀逸で、暇な時間にチラチラと読んでいただけだったのに、あっという間に一冊読んでしまった。

    邱永漢の本は他も面白そうなので、もう何冊か読んでみよう。

  • 台湾でうまれ 香港、広州、日本で 生活した
    邱永漢の 身体には さまざまな 食が 通り過ぎていった。
    また お嫁さんは、広州生まれの料理にくわしい人だった。
    それを 噛み分けて、美味しい 文化比較論が さりげなく
    表現される。

    『人間は生きるために食うのであって、
    食うために生きているのは豚だ』
    食う楽しみを 単に食うだけでなく
    料理の作り方まで 懇切丁寧に 説明する。

    よく考えれば、なぜ中国人は これほどまでに
    豚が 好きなんだろう。豚を丸ごと食べてしまう。
    世界の半分の豚を中国人が食べているという現実は、
    なんともいえないほどの ブタフリークだ。

    邱永漢の 言葉の選び方が 実に素晴らしい。
    選んだ〈中国語〉から、話がひろがっていく。
    そして、縦横無尽に 中国の逸話が語られる。
    また、父親が 食べる事が好きで、
    カラスミに眼がなかったという話から
    邱永漢の 食のルーツがよくわかる。

    昆明で いっしょに食事した時
    学成食堂で 宜良ダックを 
    『北京ダックよりも安くて美味しい。
    それに、気軽に食べられるのがいいね。』
    と 笑顔で語られたのが、
    読みながら その笑顔を思い出した。

    食を楽しみ、人生を楽しみ、
    そして、日本 台湾 香港 広州 雲南を
    駆け巡る 人生に 終止符をうたれたのが残念。

    あの笑顔といっしょに 雲南で 
    おいしい物を食べたいと思う。

  •  ウィリアム・グラッドストン(元イギリスの首相)曰く、「人間は、生きるために食うのであって、食うために生きているのは豚だ」って著者はP16ページに紹介し、その手のひらを返すように彼は、食の喜びについて賛同している。如何せん、古い本なので、文字が小さく集中を欠き流し読み。

  • 著者は台南育ちで、香港人の妻をもつ。書かれたのは昭和30年というからいまから半世紀もの昔の作品である。
    かなりの良書である。文体も心地よい。

    中国人の本質は、軍事パレードではなく、こういった食の部分にあるだろうなと思う。
    中国人にとって何よりも大事なのは豚である。
    鶏肉はバラバラのもので買ったりせず一羽をまるまる捌くことがなによりも客に対してのマナーである等。

    タイトルを見て即購入して間違いはなかった笑

  • 図書館で。
    この本、絶対一度読んだことあるなあと思いながら読みました。包丁は中華包丁に限る、という辺りでああ、やっぱり読んだことあったわ、と確信。まあ二度読んでも面白かったからそれはそれで良いんですが。

    作者の写真を見ると脂っこそうな食事の割にスリムで羨ましい。やはり中国茶効果か。(まあ現在はどうだかわかりませんが)色々とおいしそうな料理はありますが蛇とかそこまで手をかけて食べたい料理でもないなあ…と思ったり。ゲンゴロウも食べたくはないかなあ…

  • 糸井重里さんが邱永漢さんの文体を称賛していましたので一読。確かに読みやすいし、おもしろいし、勉強になる。また、丸谷才一の書評に驚いた。食がテーマの本著から獲られる教訓は、人間は国が亡んでも生きてゆける。国は何度も亡び、王朝は何度も改まる。そして、それにもかかわらず個人は悠々として生きてゆく である。
    まさに邱永漢さんの事です。
    邱さんの本をもっと読んでみます!

  • 中国四千年の歴史ここにあり。

    どんな料理か分からないけれど、
    読んでいるとよだれが出てきます。

    挿絵の切り絵が素敵。

  • 本を通じて、メディア報道を鵜呑みにするのではなく、本質を見る事を考えさせられました。
    本を通じて、メディア報道を鵜呑みにするのではなく、本質を見る事を考えさせられました。

  • 家にある古~い食べ物エッセイ、父の趣味か食べ物の本が多い…。

全9件中 1 - 9件を表示

邱永漢の作品

食は広州に在り (中公文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

食は広州に在り (中公文庫)はこんな本です

食は広州に在り (中公文庫)の文庫

食は広州に在り (中公文庫)のKindle版

食は広州に在り (中公文庫)の単行本

ツイートする