新選組始末記―新選組三部作 (中公文庫)

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著者 : 子母沢寛
  • 中央公論社 (1996年12月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122027589

新選組始末記―新選組三部作 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「深雪太夫」と名乗る人のエピソードがおもしろかった。近藤が囲った妾で、病死した後その妹も近藤に見受けされた、というのに、本当はおばあさんになって生きていた?嘘とも思えぬ細かい身の上話。

    とにかくこの本はものすごい情報量で、難しいところも多いからある程度新選組を知ってる人におすすめ。資料という感じ。

  • ★3.5
    この本が初めて世に出たのは昭和3年、新選組をリアルに知る人たちがまだ生きていた時代。そして、新選組を扱った読み物で、後世の作家たちに特に影響を与えた1冊らしい。それもそのはずで、新選組を内からも外からも、時間をかけて研究し尽くしたような印象を受ける。中でも、「油小路の屍」のエピソードにただただ驚くばかり。御陵衛士の死体が他の衛士を呼び出すための囮とされたのは知っていたけれど、まさか数日もの間、死体がそのまま放置されていたとは…。それはそうと、古文・漢文をもう少し勉強していれば、としみじみ思う。

  • 1996年(底本1929年)刊行。
    著者は元読売新聞・毎日新聞記者。

     新撰組研究の古典だが、小説と同じく流れに乗っているので、本書の意味は書簡などが豊富に掲載されている点か。

     なお、山南敬助に関しては、著者は、土方歳三と新選組内での覇を競い、尊王派の志向を優先したために粛清されたとの立場にたつ。
     かように隊士其々につき、新選組(上京前、更には新選組と名乗る前の浪士組を含め)全体を追いかけた書だが、局長近藤勇の為人を開陳する件が多く、近藤勇論かなと思いつつ読了。

     60年間という戊辰戦争〜底本刊行より、刊行〜現代の方が長いのに溜息がでる。そこまで時代が隔たってしまったのかと。

  • 目撃談の箇所が少なく臨場感に欠ける、資料が原文のまま引用され読み難い、などの点で、個人的には、著者の新選組三部作のオススメ度はこの次の「新選組遺聞」が上回る。新選組好きにとっては周知の内容に満たされているが、これはそれだけ新選組関連の情報が本書を原典としている面が大きいからで、その(司馬遼太郎などの小説家含む)後世への影響力を考えると、読む価値が俄然出てくる。1928年(戊辰戦争後60年)の出版だが、この時期は、新選組関係者への取材などが可能な最後のタイミングでもあった点、ジャーナリストの仕事としても重要な作品と思う。

  •  隊士の心胆を練る(意味: 物事に動じないように、精神力を鍛える)ために、真剣を使う、隊の規律違反犯の切腹の介錯をさせる。そうやって人を斬る呼吸を会得させる…闇夜の中の真剣試合、寝ていることろへ突然切り込むなど、鍛錬は徹底していた(P216)まさに狂気の軍団である。時代背景もあるがタガが外れるとはこのことだ。赤軍派のあさま山荘事件と重ね合わせてしまう。

  • 新撰組の物語を書いた作家さんが名を挙げる方、子母沢寛。これは読まねば!と手に取りました。物語というより史実を記録したような一冊。それだけに迫力があり、歴史に触れているような感覚。三部作という事であと2冊…読まねば!(✧◡✧)2015.10.21読了

  • 新選組の事を学ぶには、欠かせない一冊だと聞いたので。
    三部作ということは、あと二冊あるということなのか……。

    当時の息遣いが伝わってくる。
    幕末の動乱の中にあって、「死」は殊更珍しいことではなかったんだなぁ……。

  • 新選組三部作の第一作。

    新選組の作品は、司馬遼太郎、浅田次郎等、
    数あるが、作家の皆さんが、参考にしたり、
    影響を受けた作品として上げられている。

    絶頂期であった、京都時代の新選組が、
    鳥羽伏見の敗戦から、坂道を転がるように、
    衰退していくのが、ものさびしい。

    時代の変わり目という雨に降られ、
    剣から銃器に、道具が変わって、
    時勢にも見放され、仲間にも去られる。

    ただ、最期まで一緒に戦い、
    生き残った者がいたのが、
    唯一の救いだろうか?

    小説というよりは、
    事実のまとめに近い雰囲気の作品である。

  • 新選組のことを本格的に知りたくなって3部作一気に購入して、夢中で読んだ記憶があります。あのマンガの元ネタはこれか!とか読むのがすごーく面白かったな。ここから、本格的に新選組にはまっていった記憶があります。子母澤さんがいたから、新撰組のことを知っている人たちのインタビューが残っていて、新撰組が歴史の中に埋もれてしまわずに、今のたくさんの新選組の創作本につながっていってる気がします。

  • 厚田村出身の子母沢寛の新選組始末記。
    小説というよりは、新選組の取材のまとめといった感じ。
    このままの流れで浅田次郎を読もう。

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新選組始末記―新選組三部作 (中公文庫)の作品紹介

確かな史実と豊かな巷説を現地踏査によって再構成し、隊士たちのさまざまな運命を鮮烈に描いた不朽の実録。新選組研究の古典として定評のある、子母沢寛作品の原点となった記念作。

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