十六の話 (中公文庫)

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著者 : 司馬遼太郎
  • 中央公論社 (1997年1月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122027756

十六の話 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 作家仲間や旧知の哲学者への弔辞や講演など、16の短編で構成されている。著者の小説と同様、想いや情報の量が半端ない。
    個人的なお薦めは、小学校の教科書向けに書かれた緒方洪庵の話。ウチの事務所のある淀屋橋界隈は、洪庵の適塾の他に、大阪商人がお金を出し合って建てた懐徳堂など、市井の人が開いた大きな学問所がある。いにしえの、お金も情報量も少ない中で学んでいた姿から自分を振り返ると、、、たるんどるなぁ~

  • 三十数カ国語を話せたという哲学者、筒井俊彦氏に関する話、華厳経に関する話、「幕末軍艦咸臨丸」を執念でまとめた文倉平次郎の話などが印象的。

  • 開高さんの弔辞が載っているとのことで、読んだ。「二十一世紀に生きる君たちへ」という教科書にも載っている有名な文章がある本。初めて国語の授業が始まったときの様子や、文学の意義について書かれてるのが興味深い。水、といえば水を持って来てもらえる環境に生きていてどうやって言語の訓練ができるのか。そりゃそうだ。

  • 『二十一世紀に生きる君たちへ』『なによりも国語』が読みたくて読んだ。夏休みの宿題になぜ読書感想文があるか、よくわかった。最近は自由課題だが、やはり夏休みには読書感想文だと再確認。
    『ある情熱』の文倉平次郎は幕府の艦船を情熱で書きあげた。おもしろい。山片蟠桃の話もおもしろかった。より詳しく読みたいと思ったが、これ以外に書かれた本はなさそうで残念。

  • のど乾いたときは、
    理由を言わないといけない

  • 「洪庵のたいまつ」が収録されているので読む.司馬さんの講演や寄稿などを集め,1冊の本としたものらしい.人物は井上博道,山片蟠桃,文倉平次郎などを興味深く読む.他には出身の大阪や自然といったものへの想いを,歴史を軸にしながら論じられている.司馬さんの本としては異質かもしれないが,その細やかな語り口は変わらず,この人は本当に歴史を愛してその中に生きたことがひしひしと伝わってくる.その思いは,「二十一世紀を生きる君たちへ」にもよく表されている.

  • 近代日本が出来上がってゆくとき、何から手をつけていいかわからないほどに問題が山積していた 封建体制は、頑丈なボトルにしっかりした栓を詰め込んで、日本社会を閉じ込めていた 適塾はすばらしい学校だった。入学試験などはない。 洪庵の偉大さは、自分の火を、弟子たちの一人一人に移し続けたことである 

  • 宗教、歴史、思想、文学、「21世紀に生きる人々」へのメッセージなどなど。
    「十六の話」という題名は「素朴であかるくて、われながら気に入っている」そうだ。
    読んでて気持ちよい文章だなぁと感じられる箇所が随所にあった。

    坂本龍馬が行ったという言葉、 「義理などは夢にも思うことなかれ。身をしばらるるもとなり (P193)」や、

    楽観主義について 「人間の自然性はあるいは悪であるかもしれないが、人間の意志の努力によって改善しうる場合もあるだろう(P289)」
    は強く印象に残った。

  • 日本人と日本の話。

  • いつも新たな知識の扉を開いてくれるのは司馬翁のような気がする。

    空海の風景と続けて読んだせいか、非常に興味深いものがあった。
    司馬さんはずっとこんなことを考えていたのだなー、まだまだ遠く
    及ばないなーと痛感した一冊。

    しばらくたってからまた読んでみたい。

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