- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122027848
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
「ノラや」「クルや」
内田先生の嘆きっぷり、泣きっぷりがしみじみと心に染みる。
愛する者を亡くした悲しみを、ここまでユーモラスに読ませるのはやはり作家たる宿命か。 -
これを読むと内田百閒先生が大好きになります。
ゆっくり流れる日々と、それに添うようにゆっくりと動く心情の変化。
時間の流れることがこれほど切ないものかと感じました。
映画「まあだだよ」は黒澤明監督のもので一番好きな映画ですが、「ノラや」を読んだらぜひ、合わせて観てほしいと思います。内田百閒先生の随筆を原案に描かれた映画です。 -
数ある内田百けん(門に月)の作品の中で、最も好きな本を敢えて一冊選ぶとしたら、間違いなく「ノラや」を挙げたいと思います。愛猫の失踪に取り乱す姿は涙を誘いますし、著者の「人となり」や内田文学の魅力の秘密が垣間見えて、内田文学に魅了され始めた方や猫好きの方にはお勧めです。
-
「ノラや」「クルか」の呼びかけにしんみり。
猫好きに(犬好きでも可…むしろ身近にこうやって生き物と共にあるならば)は文句無くお勧め。
ちくわを千切ってあげるシーンにぐっときました。 -
執着に執着したらこうなる
-
ノラがいなくなってからの内田先生の泣き虫っぷりに悪いとは思いながら苦笑してしまった。
-
とにかく内田先生の嘆きっぷりがすごい!
愛していたのね…。