日日雑記 (中公文庫)

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著者 : 武田百合子
  • 中央公論社 (1997年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122027961

日日雑記 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 恋人が貸してくれたから、というのもあるのでしょうが、
    ・・・・・こんな女、好きになるに決まっているじゃないか!
    という勝手な嫉妬。
    こんな、魅力的な人は怖い。

  • ねばっこくない。見た物をそのまま言葉に書き取った文章。

  • 武田百合子さんのエッセイ。生前最後の著作。表紙写真は 娘の花さん。昔から 知ってる 友達のお母さんみたいな文章

    序文「いなくなった人たちに」で始まる。雑記のように見えて、生と死が どのエッセイにも盛り込まれている気がする

    映画、外食、人の観察が好きみたい

  • 2016/07/20 再読

  • この著作でも、『遊覧日記』などと同じように、武田百合子さんの観察力がすみずみまで発揮されています。そして、その観察眼は、周りの人たちや事物のみならず、自分や娘にまで及んでいます。

    武田百合子さんの対象を見る視点はその細部を含めた切り取り方がとてもいいのですが、一方で、好きなもの、嫌いなものがはっきりしていて、好きなものへのあたたかさもじんわりと響いてきます。

  • さらりと読みやすい文章だと油断すると、あっという間に足元をとられ飲み込まれて流されてしまいそうになる。その感覚にぞくりとする。

  • 20160213

  • 大切にとっておいた武田百合子の最後の本.また読み返せばいいのだけれど,これでもう,新しい本に出会うことはないと思うと,寂しいね.

  • 「ある日」で始まる日記。武田百合子最後の書籍。
    どこかに出掛けた話や食べたもの・見たものの話が多いが、
    身近な人たち(愛猫のタマを含む)に先立たれて残されてしまった寂しさが全体に漂う。

    娘の花との親子関係が対等な感じが素敵。

  • 作家によっては読者側の脳の働きがその本を読む専用の仕様にカスタマイズされていくような気持ちになるときがある。
    彼女の正月の話を目で追いながら、頭の中があれやこれや動いていく。そしていったんそうなってしまうと、ずるずると引き込まれていくのだ。
    彼女は武田泰淳の奥さんだが、この世界観というか空気はどちらかというと、川上弘美、さらにいえばそれに連なる内田百閒を思い起こさせる。
    ひょうひょうとした語り口と、悲しいことを書いていてもどこかユーモラスな視点。
    湯治場にいって、そこの常連に熱心に入っているから自分は長生きだと自慢されて、娘が後で母親に一日中風呂につかっているだけで過ごして長生きといっても何もできないじゃないかと指摘したり、仲良しアヒルの光景にほのぼのしてたら実は食べられる運命だと教えられたり。
    また、このアヒルが夜の池に浮かんでいる情景の描写がすばらしいから余計ブラックでおかしい。
    特に飼い猫の晩年と死についての描写はいい。
    もう動けなくなった猫の言葉もかわいらしく、消えゆく愛するものへのいとおしみがよく出ている。
    その猫が死に亡き泰淳と猫との思い出に泣きながらペット霊園にいって、焼き場のおっちゃんに尻尾の骨をほめてもらい、大事に飼っていたんだね、と言われる。
    そして猫の葬式代を友人の猫の葬式代と比較して、それが相場なんだろうと納得し、骨をほめてくれたことを思い出す。
    やはり、内田百閒ぽいなぁ。
    もっと読みたい。
    しかし、これは最後のエッセイでこれ以降は無い。
    残りは数冊、また脳みそを切り替える時間の余裕ができたときに少しずつ読みたい。

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日日雑記 (中公文庫)の作品紹介

通信販売、水族館、美空ひばり公演、愛猫の死…世事万端に興味をもつ天性の無垢な芸術者が、身辺の出来事と折々の想いを、時には繊細な感性で、時には大胆な発想で、丹念につづった最後のエッセイ集。

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