贅肉 (中公文庫)

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著者 : 小池真理子
  • 中央公論社 (1997年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122027978

贅肉 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 短編集は気軽に読むにはいいね。

    しかもこの手のアブノーマル系は
    一気に読める。

    アブノーマルとノーマルの堺が難しい
    そんなノーマルな人がアブノーマル化していく
    その様が見事だ。怖くもある。

    特に「誤解を生む法則」の男
    おまえはどうしてそうなんだよ!
    って思わずにいられなかった(笑)

  • 短編5話

    贅肉
    ねじれた偶像
    一人芝居
    誤解を生む法則
    どうにかなる

    解説 朝山実 の「悪魔のシッポと天使のハネ」とう表現が面白い。

    恐怖小説,推理小説,現代小説。どう表現してもしっくりこない。
    小池真理子小説。

  • 再読。
    贅肉 / ねじれた偶像 / 一人芝居 / 誤解を生む法則 / どうにかなる
    思うようにならない人生、「贅肉」のように太って悲観してしまうより、「どうにかなる」のように楽観、達観して生きたい。

  • 短編は外で読むのに最適。最後に残るじんわりした暗さがよかった。

  • 母親の死、恋人の浮気を機に異常に物を食べ続けるようになった姉。
    かつての美貌は見るかげもなく、何も出来なくなった姉の面倒をみるため妹は仕事をやめデートも出来ない。
    妹の姉へのイラ立ちはやがて憎悪となって-。(贅肉)

    良くも悪くも妹にとって姉は大きな存在だったのだと思うラストでした。

    「私の夫は連続殺人犯らしい」と親友に相談を受けた女性の話。(ねじれた偶像)
    近所の主婦に恋をして、1人芝居をする気の弱い男の話。(一人芝居)
    セクハラで仕事をなくした男のイラ立ちが招いた悲劇。(誤解を生む法則)

    この3話は突拍子もない流れで現実味が乏しいと思いました。

    居場所のない天涯孤独の老女。
    ある日知り合った一人暮らしの老女の家に何となく居つくようになって-。(どうにかなる)

    反対にこの最終話は淡々とした中に現実感があり怖いと思いました。

  • どの話も怖い。
    ふつうの人が道をふみはずす瞬間
    自分を壊す瞬間
    そしてその結果。

    日常にひそむ落とし穴
    恐かった

  • アブノーマルな人間の心理がうまく書かれている。

  • 救いも行き場もないというのは
    どうすればいいのだろう。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    美貌と知性をそなえた姉は、失恋をきっかけに異常な食欲をもちはじめる―やがて一人では生きていけないほど醜く太った姉に妹が抱くのは憐憫?殺意!?(表題作)。ストーカーに変貌した気弱な若者が起す悲劇(「一人芝居」)、偏屈な二人の老女の同居生活が片方の死でも変化しないミステリアスな心理劇(「どうにかなる」)、ほかサスペンスとアブノーマルな人間心理を描き、心の襞が震える傑作短編集。

    「どうにかなる」と「誤解を生む法則」が中途半端というか、その先は?って思ってしまった作品。
    サスペンスだけど、その後のほうが人の気持ちが動くような気がするの。
    ストーカーさんはごみでもたのしいのかと変な納得。


  • 崩れた精神のバランスが肉体に影響を及ぼす。

    時に醜く。時に美しく。



  • 綺麗で頭の良い姉が失恋をきっかけにどんどん太りだし一人では生活できなくなってしまった、そんな姉が死ぬのを黙って見ていた妹…。短編小説。

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