- Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122028739
感想・レビュー・書評
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日常、生活、というものの凄み。圧倒的、という言葉しか出てこない。感じるものはたくさんあるのに。なんだか震えてしまう下巻。
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剽軽で家族思いなんだけど気分やで扱いづらい典型的な昭和のお父ちゃんな武田泰淳氏とあっけらかんとした性格でよく喋りよく笑いよく怒る百合子さんの人並みにドラマチックで人並みに何でもない日々の記録がどんどん愛しくなってきます。ご主人の具合が芳しくなくなってくる。もちろんかけなかった辛いこと悲しいこと沢山あったのでしょうが百合子さんの文体からは悲壮感がなく、どこかコミカルささえ感じた。大岡さんと武田さんの心はいつまでも少年やりとりが楽しすぎる。食べ合わせ?な献立も素朴だったり豪華だったりする食卓も覗けて楽しい。
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再読。
下巻は悲しいので、ついつい上、中ばかり再読しますがひさしく読み返しました。 -
上巻にあります
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「波風立男氏の生活と意見」の感想参照→http://blog.goo.ne.jp/namikazetateo/e/45ab9bd63488de87e1ff6b015ad285e0
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老年の翳。
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大好きな作家の川上未映子さんがオススメしてて興味をもち、上中下巻一月位かけて読みました。
武田さんの独特の感性が素晴らしいと思います!そして自由だな~と思う。
その日の食事のメニューとか書かれてあるのですがどれも美味しそう。
素敵な人だったんだろうな。 -
繰り返し読み
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自由でみずみずしい感性を持った人なのだな、ということがよくわかる。「素敵女子」とか「おしとやか」とかとはおそらく程遠いところにいる人だけれど、素敵。
自然の描写が鮮やかなのも印象的。