栄光のナポレオン: エロイカ (11) (中公文庫 コミック版 い 1-30)

著者 :
  • 中央公論新社 (1997年10月18日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122029774

感想・レビュー・書評

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  • ついに、ロシア冬将軍にナポレオンは決定的敗北を喫した。ナポレオン包囲網は強固になっていくが、「ナポレオンの真の敵がナポレオン自身」とは、巨視的な味方としては実に含蓄あるセリフである。国家、ナショナリズム、そして皇帝による上からの支配の拒絶。これらは実力でのし上がった皇帝による対外侵略が生んだものなのだ。また、ナポレオン皇帝を生んだ仏国民の熱狂は、生活安寧の擁護に対する期待がもたらしたもの。が、彼が打ち続く戦乱、生活破壊の要因ならば…。落日は目前に迫る。

  • ★1812年 43才
    09月14日 モスクワ入城
    10月19日 モスクワからの撤退開始
    10月23日 パリでマレ将軍によるクーデター未遂事件
    11月25日〜28日 ベレジナ渡河
    12月05日 ナポレオン、パリに向かう
    12月18日 ナポレオン、パリに帰還
    ★1813年 44才
    5月〜10月 ドイツ戦役、イギリス、ロシア、プロイセン、オーストリア、スウェーデンが第6次対仏大同盟を結成。
    05月02日 リュッツェン戦勝
    05月20日 バウツェン戦勝
    08月26日~27日 ドレスデンの戦勝
    10月16日~19日 ライプチヒの敗戦
    ★1814年 45才
    02月01日 ラ・ロティエールの戦勝
    02月10日 シャンポベールの戦勝
    02月11日 モンミライユの戦勝
    02月12日 シャトー=ティエリーの戦勝
    02月14日 ヴォーシャンの戦勝
    02月18日 モントローの戦勝
    03月07日 クラヌの戦い
    03月09日 ランの戦い
    03月20日 アルシ=シュール=オーブの敗戦
    03月31日 連合軍パリ入城

  • なんという歴史の皮肉。ナポレオンが征服してまいた種子が、被征服地で成長して、いまやナポレオンの存在を足元から危うくしているなんて。

  • あらすじ
    ナポレオン率いるフランス軍は、モスクワ入城まで果たしたもののロシア遠征では敗北を喫した。いったんはパリへ帰ったものの、再びヨーロッパで連合軍と戦う。ナポレオンが出陣している間にパリが陥落する。

    感想
    戦争ばっかりだし、裏切り者ばっかりだし、読んでいて一番つらかったこの一巻。

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著者プロフィール

1947年12月18日大阪市生まれ。
東京教育大学(現・筑波大学)文学部哲学科在学中より漫画を描き始め、1972年から連載を始めた代表作『ベルサイユのばら』は空前のヒットを記録し、宝塚歌劇団の舞台でも上演されるなど、漫画の枠を超え幅広い層に永く愛される。
現在は活動の幅を広げ、劇画家、声楽家としても活躍の幅を広げている。

主な作品
『ベルサイユのばら』
『オルフェイスの窓』
『女帝エカテリーナ』
『天の涯まで-ポーランド秘話-』
『栄光のナポレオン-エロイカ-』
『おにいさまへ…』

「2013年 『聖徳太子(7) <完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池田理代子の作品

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