女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語 (4) (中公文庫―コミック版)

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著者 : 里中満智子
  • 中央公論新社 (1998年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122030800

女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語 (4) (中公文庫―コミック版)の感想・レビュー・書評

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  • ヒロインが男に惑わされてふらふら生きているような気がしてならないが。女を捨てて男のように生きるエリザベス女王みたいなのよりは、こっちのほうが好感もてるかも。

    後書きを読むに、女帝と道鏡の恋を積極的に解釈したかったとあり、まま納得。「藤原の女」と「天皇家の跡取り」との、二つの立場でもがき、あがき、それでも自立しようとした生き様はよく表現できていたと思う。

    けっきょく立場の呪縛から逃れるために、仲麻呂の望む願いを他の男で叶えてやろうとしてしまうあたり、業の深さを感じざるをえない。あまりに天皇家のスキャンダルが酷いので、右翼や皇室フリークが読むと怒り出すんだろうな。

  • 内容もさることながら、「なるほど、こういう視点で書いているのか」と、最後の作者のあとがきが面白い。

  • 「アトンの娘」に比べて、やっぱり「天上の虹」をすごい集中力で描かれていた流れの日本古代史モノはわりといい。

    結局、
    強く美しく賢い母→親に望まれない平凡な私→男の愛で自我に目覚める→自分なりの自立。
    この流れはまっっったく同じだけど、鼻がでかく、せりふが説明調になる前だから、それなりに楽しめた。
    特に、光明皇后がなくなるときの阿倍のせりふはちょっとぞくぞくした。
    最近こういう人物の内面世界を描かなくなったよね…

    この世代の人にとって、母も自分(娘)も良妻賢母であるべきプレッシャーも、そしてそれでも「女だてらに」働いてご飯を食べることを人生とすることの覚悟も、今とは比較にならないくらい強くあったんだと思う。
    それはよくわかるけど、やっぱり今となっては隔絶を感じるかな。

  • ”天上の虹”を読んでいる以上は後日談になる”長屋王残照記”とこの”女帝の日記”の2作品はいずれは読みたいと思っていた。
    先日のNHKドラマ”大仏開眼”をチェックした勢いで。

    確かに所謂”道鏡伝説”には当時・後世のかなりの脚色があるのだろう。
    とは言え、「素直・正直すぎる僧・道鏡と純真一途な?女帝」の設定もさすがに無理あるよなあ^^;
    まあ、物語としては面白く読めます。
    ”長屋王残照記”は、ちと辛いのでまたの機会にでも。

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