- Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122031807
感想・レビュー・書評
-
あの混乱の最中でも人としての道理を
忘れず生きてゆけるゲンくんやお母さん
朴さん。
それが自分にできたかと問われると
身につまされる…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/763101 -
政二さんとの出会いと死。
政二さんの家族だけでないけど、体面が一番大事になってしまうとああいう結果になってしまうのかなと思います。とはいえ、政二さんの妹たちもいじめの対象になってしまうから、それを逃れるためではあるのだけど、あんな態度をとってしまうのは。
いろんな事態が連鎖して、一番弱い状態の人間が虐げられてしまうという、なにから解決していけばいいのかわからない。
ただ、死ぬ寸前まで苦しみ続けてしまった政二さんには、少しでも優しくあげることができたのではなかったのかな、と感じます。 -
この辺から、イギリス旅行行ってるときに読んでました。
鬼畜米英って単語が作品中に出ていて、イギリス旅行行ってる私でしたw -
チビ1号、移動図書館にて
-
戦争の悲惨さを改めて感じさせる作品。小学生のとき地元の図書館で読んで、その迫力あるタッチが不気味でトラウマになったものです。主義主張はさておいて、今改めて読み返すと、重く悲しいストーリーの悲惨さにはもちろんのこと、無理矢理にでも明るく気丈に振る舞うゲンたちの心情の描写に毎巻泣けます。登場人物のひたむきさにはただただ驚嘆…(泣)。
そして一方で、エンターテイメント作品としても名言が溢れているような気がする…。中沢さんの笑いのセンスが凄まじいです。