| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
これは斑鳩に移り住んだ晩年の厩戸皇子(聖徳太子)とその息子(山背大兄皇子)を中心に上宮王家の滅亡までを描いた歴史小説です。
聖徳太子は以前から好きで他にも何冊か本を読んだことがありますが、それまでの超人・聖人なイメージとはかけ離れたこんなに普通に迷ったり悩んだりする人間らしい厩戸像は初めてで新鮮でした。
また、あとがきに書かれていましたが、作者は平成4年に公表された欽明天皇を葬った古墳の石室内の写真をヒントにこの小説を書き上げたそうで、ひとつの新しい事実に対してこれだけのことを想像できるとはさすがです。というか、私は、推古朝の政治は厩戸と馬子が中心に行われていたと習ってきましたが、実は推古女帝は圧倒的な権力者として二人の上に君臨していた、という事実は衝撃的でした!
あまりに偉大な親を持った子供は、コンプレックスの海で溺れる。 もちろん、それを乗り越えてさらに名を残す場合もあるのだけれど、周囲から常に比較の目で品定めされ続けられれば、萎縮してしまうか逆に肩肘を張ってしまうのも自然なこと。 また、それだけのカリスマ性を身につけた人物というのは、たいがいそれなりの苦難を乗り越えてきている。 苦悩しながら人を見る目を養い、どう惹きつけてどう動かすかを試... 続きを読む »
名言ー人間は学問によって豊かになれるが余り学識に頼ると却って人間的なものが失われる。
聖徳太子含む上宮王家の滅亡を抱く大作。飛鳥時代の蘇我馬子と推古天皇及び聖徳太子の三つ巴の関係がよく理解できる作品。仏教にのめり込む様や朝鮮半島及び中国隋との当時の様子も垣間見る事が出来た。聖徳太子の悩みと2世の悩み。なかなか勉強になった!
600年ごろ。蘇我馬子,推古大王,厩戸皇子の3名が其々の理想・執着等を成し遂げるため,時には権謀術数を用い,時には武力を用い,時には権威を笠に着,また徳を積むなどし,勢力争いをしていく。 3名の生き様が其々が死ぬまで綴られており,読み応えは十分あり,理解もしやすい。 そして最後には,厩戸皇子の子供の山背大兄皇子ら厩戸一族が蘇我蝦夷に攻められ全滅するところで締めくくられている。 時代は,馬子か... 続きを読む »
斑鳩王とは言わずと知れた聖徳太子(厩戸皇太子)のことである。 太子の晩年から死、そして斑鳩宮を継いだ太子の長子・山背大兄王とその一族、 所謂上宮王家の滅亡の時までを描いた物語である。 この物語は『聖徳太子 日と影の王子』の終章で 簡単に触れられた太子が政治から遠ざかるようになったその辺りが描かれている。 また『聖徳太子』で太子自身が気にかけていた 山背王の人間性が悪い方向に行く様も... 続きを読む »

博愛主義の政治という理想がはばまれる中で、聖徳太子はしだいに厭世観を募らせていた。一方、強靱な生命力を持つ推古女帝は血の怨念から大王位に固執し、蘇我馬子と組んで太子の疎外を画策する。やがて太子、女帝が...





