今夜は眠れない (中公文庫)

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著者 : 宮部みゆき
  • 中央公論社 (1998年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122032781

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宮部 みゆき
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今夜は眠れない (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • H29.03.24 読了。

    続編「夢にも思わない」を先に読んでしまって、個人的にはいまいちだったものの、前作があると知って気になっていた一冊。

    正直、「夢にも思わない」「魔術はささやく」も楽しめなかったので、自分に合うかどうか不安だった。
    が、読んでみると、面白い!
    殺人事件ではないのに、ミステリー。斬新。

    中学生の気持ちを見事に表現できているかというと、そんな中学生いないよ、とは思うけれども。

    最後もすっきりと終わっていて、この二人のシリーズをもっと読んでみたくなった。
    が、二作しか出ていないのが残念。
    また、他の宮部みゆきさんの作品も読んでみたくなった。

  • おもしろかった!曲がり角が何度も何度も続くので、次はどんな景色が見えるんだろうとわくわくしながらあっという間に読んでしまいました。
    大人と子供の境界にいる主人公が、事件を通して逞しくなる…私の好きな、宮部さんの得意技が見られました。(でもそれをメインとしたお話は少ないんだよなあ…)
    親がする子供扱いとか、子供たちの世界とか、子供から見る大人(親)とかの描写がたまらん。
    ヒントをたくさん出してくれているので、自分でも謎解きしつつ読めます。
    しっかしお金は怖いねえ…

  • サッカー少年の僕と両親、平凡なはずの一家に突如暗雲が。「放浪の相場師」と呼ばれた男が、母さんに五億円を遺贈したのだ。お隣さんや同級生の態度が変わり、見知らぬ人からの嫌がらせが殺到、男と母さんの関係を疑う父さんは家出―相場師はなぜ母さんに大金を遺したのか?壊れかけた家族の絆を取り戻すため、僕は親友で将棋部のエースの島崎と、真相究明に乗り出した…。

  • 比較的初期の作品で、初出は1992年2月だそうです。

    同じように初期の作品、例えば、「心とろかすような―マサの事件簿(http://booklog.jp/users/hanemitsuru/archives/1/4488411010)」などには古さを感じることはなかったのですが、この「今夜は眠れない」はちょっと厳しいです。

    まずは、携帯電話。このお話のトリックの主要部分は、携帯電話があるとほぼ成り立ちません。中学生でも6割以上がスマホを持っているらしい現在では、「携帯が全く普及していない頃のお話」であることは頭でわかっていても、どうにも話の展開がまどろっこしくてなりません。
    その他、中学生とハンバーガーショップには行っていきなりタバコを吸い出す刑事…この15年で喫煙に関する常識はずいぶん変わったことを改めて思い知ります。今だったらあり得ない行動ですよね。相続した遺産の5億円も、今となっては微妙に少ないかも。

    そして、何より、ものの考え方。…何と言えばいいのか、モラルとか、常識とかが今のものとはずいぶんかけ離れているように思えます。結婚前に自分以外の誰かと付き合っていたのではないかと夫婦で揉めること、現在進行形で浮気をしている夫の気持ちを確かめること、棚ぼたで遺産相続を受けた一個人の名前や顔が週刊誌に晒されること…いずれも、今ではちょっと考えられないようなことです。
    携帯などの道具立てが古いのはまだ「頭でわかる」ことができますが、ものの考え方…文化、って言うのでしょうか、それが違うともうお話に入り込めません。

    ところで、この本は中公文庫と角川文庫の両方から出ています。自分が読んだのは、表紙イラストが初出と同じ古川タクで、さらに「パラパラ漫画」がついている中公文庫版です。何となくちょっとだけ得をした気分になれます。

  • 母に5億円の遺産が手に入ることとなったが・・・

  • ちょっと異色な宮部作品かな。ライトな感じで一気読みできました。

  • 5億円という大金に目が眩み、ストーリーとかオチがもはやどうでもよくなり、お金のことが気がかりで今夜は眠れない。プライスレスな家族の絆もさすがに5億円も積まれてしまうと実際皆さんどっち選びます?うーん。とりあえず小説として、5億を凌駕する感動家族エピソードが微妙に微妙だから、イマイチ盛り上がりに欠けるのです。致命的です。傍から見る限り、あんな親父より5億のほうが‥むしろ価値は果たしてあるのか‥。そもそも、僕の覚えている限り、こんな風に規模がクライマックスに向かって段々小さくなっていくストーリーって大体佳作どまりな気がします。さすがの宮部みゆきさんにもこの壁は越えられなかったってことです。

  • このガキども、漫画、名探偵コナンを連想したらば文中にいみじくも幼形成就なる言葉が出てきて納得。宮部ワールドに新キャラ登場。でも何だかしっくりこない。子供は子供らしくいて欲しい。読み手と書き手の相性は間違いなく存在するがくれぐれも流行作家にならぬよう宮部さんに切望する。

  • 子供向けって感じで軽く読めた。島崎は何でもわかり過ぎ。犯人の印象は初めから強かったけど、あれだけでは伏線として弱かったなー。

  • 5億円!?でもやっぱりそんなおいしい話はないよねって話。

  • 再読。久しぶりに読んだため、またまた結末を忘れていて、最後のどんでん返しにびっくり。そして泣いた。泣くような話じゃないんだけど。マダム・アクアリウムがカッコいい。少ししか登場しないのに、どんな人生を送ってきたのかが、くっきりと浮かびあがってくる。今回はわりと事件に振り回される主人公の少年がちょっとだけ物足りないけど、その分等身大の少年ってカンジでまたこれもよい。その反動か謎解きしちゃう島崎少年はマンガちっくに突き抜けたキャラになってるけど。パラパラまんがのイラストもついつい何回もパラパラしちった。

  • 中学生の探偵ぶりがなかなか面白い。
    明るい未来を想像させるようなラストで、後味がよかった。

  • おもしろい。

  •  ある意味ハッピーエンドとも言える、私が読んできた宮部作品の中で、最も後味の良い作品である。
     いつものように坦々とした序盤、急激に展開する中盤、意外などんでん返しがある終盤、しかし今回は、どちらかと言うとテクニックに走ったと言うか、著者が仕掛けに自己陶酔した感じと言うか、主人公とともに(読者が)置き去りにされた感じと言うか、著者にバカにされた感じと言うか?そうそう、宮部作品の魅力は、著者と読者が同じ側にいて、同じ問題に挑んでいるような感じなのに、この作品は、手品を見せられているような感じで、欲求不満になった。

  • いまや社会派ともいうべき著者の明るく軽いタッチの推理小説。残念ながらトリックは最後まで分からなかったですが、中学生の友人の名探偵ぶりが楽しいです。ハッピーエンド?で終わるのですが、こんな事件では警察にお叱りを受けるのではというのが結末でした。気分転換に良いです。中学生の主人公の妄想が面白いですが、自分自身も中学時代は楽観的な妄想を抱いていたかも知れません。

  • さくさくっと読めた。

    気持ちを確かめるために,世間を騒がせるなんてすごいなあと思った。
    本当に,大博打。

  • 中学一年生の男の子が主人公。彼目線でストーリーが語られます。

    さらっと読めて、ちゃんとミステリーで、読んだ後も気分がいい。

    続編も気になります。

    June, 2013

  • 突然、昔の知り合いから5億円の遺贈を受け取ることになった母。その現実離れした金額に、周囲の人間の態度はがらりと変わり、やがてそれは家庭内の空気も変えていく。
    中学生の主人公は、母とその男の関係を調べていくが・・・?

    この著者には珍しく(←あまり読んでないないが)中学生の視点から書いた作品。
    謎が明かされていくたびになるほど、と思わされる。
    明かされた真相は意外だったし、また、結末が非常にさわやかであるところがとても好感がもてる。

  • 主人公は中学生。
    突然家に五億円が入ってくることになり…
    でもどうしてお母さんにそんな大金の遺贈が…?!
    という所から始まるお話。

    宮部みゆきってこんな作品も書くのかーって感じた。
    面白かった。
    少しずつ繋がっていく謎解き。
    不思議とはまってしまい、どんどん読めた。
    島崎くんかっこいいなー。


    続編もあるらしいので、読んでみたいな。

  • 私も5億円が欲しい。

  • 宮部さんの作品は、この最後に全てが明かされた瞬間の感覚がたまりませんね。
    主人公とその友人は中学生なんですが、軽快な語り口でとても読みやすかったです。
    続編もあるようなので、図書館で探してこようと思います。

  • おかあさーん!!!(笑)私の家にも大金が降ってきたら、こんなふうになっちゃうのかしら…

  • 題名だけ聞くと大人の話のようですが、主人公は中学生。
    いきなり、とつぜん、母親が5億円の遺産を相続することになってしまった中学生の、とんでもない夏休み。
    わくわくしながら読めて、読後感はスッキリ。

  • 中学生の男の子の母親に突然5億円の遺贈が。
    息子である男の子の目からみたストーリー。

    うーんうーん、本棚の整理で再読しましたがすっかりストーリー忘れてましたw
    ストーリー自体は、うん、まあ。

    お父さんもお母さんもそれぞれ人間で。
    どうしようもない部分や秘密やロマンスも、抱えながら、許したり怒ったり諦めたりしながらも生きてゆくのだ。
    そこが人生のやるせない所で、素晴らしい所でもある。

    そうそう澤村は相場師だったんですよね。
    一昔前の兜町にいる相場師だとなんだかドラマチックになるんですね!!
    今はPCの前なので、撃たれたりしなくて済みそうですねw

  • 一気に読んでしまいました。さすが大御所宮部先生。
    息付く間もない展開。謎は謎としてどんどんふくらんでいくけれども、どんどん証されていく。それでいて、いいキャラクターの少年達。
    おかあさんが19歳のときに出会った人が、命と引き換えにばくちをしかけ、おそらく皆がその人を好きだったのだろう。そのばくちに乗って、話しがどんどん進んでいって、結局死んでしまった人の思いどおりになったという話し。
    人は必ず一人では生きていけないけれども、一期一会。相手を大事にしていかなきゃならないし、そのためには自分を磨き続けなきゃならないのだという事をしみじみと感じました。
    ネタバレになるので、これ以上は書きません。字も大きくてすぐ読めますので、大人も子供も読んでみてほしいです。

    最近思うのですが、この、子供向けのサイズで、各社様々本を出していただいておりますが、さすが出版業界。手は抜きませんよといった作品がゴロゴロしています。これって、これからの高齢者社会になってくるととてもいいのではと思います。子供向けになっているからといったって、ただサイズの問題だけで、作家は決して手を抜いていない(手を抜かない創作者を作家と言うと思います)。ということは年を取って読むのに、体力的にも、精神的にもこういう本がいいのではないかと思います。

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サッカー少年の僕と両親、平凡なはずの一家に突如暗雲が。「放浪の相場師」と呼ばれた男が、母さんに五億円を遺贈したのだ。お隣さんや同級生の態度が変わり、見知らぬ人からの嫌がらせが殺到、男と母さんの関係を疑う父さんは家出-相場師はなぜ母さんに大金を遺したのか?壊れかけた家族の絆を取り戻すため、僕は親友で将棋部のエースの島崎と、真相究明に乗り出した…。古川タクの描き下ろしパラパラマンガも収録。

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