プレゼント (中公文庫)

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著者 : 若竹七海
  • 中央公論社 (1998年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122033061

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プレゼント (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 本屋の平台に乗っていたこの本を見て
    「ああ、この人の葉村晶シリーズ、面白かった」
    と思って購入して、読み始めたら、
    あら、前に読んだ本だった。。。
    帯に<葉村晶シリーズ>の原点がここに
    って、ちゃんと書いてあるじゃないか
    でも、再読でも忘れている内容もあり
    十分に楽しんで読んだ
    ほのぼの系のミステリーでは決してないけど
    ミステリーらしい楽しみ方が出来た感じ
    今度こそ、読んでいないシリーズ本を読もう

  • ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。トラブルメイカーのフリーター・葉村晶と娘に借りたピンクの子供用自転車で現場に駆けつける小林警部補。二人が巻き込まれたハードボイルドで悲しい八つの事件とは。間抜けだが悪気のない隣人たちがひき起こす騒動はいつも危険すぎる!

  • 短編集だけど楽しめた!

  • 短編集。フリーター、27歳くらいの葉村晶のエピソードと、娘に自転車を借りて現場にやってくる小林のエピソード。最初の「海の底」で、毒気が強いなーと思った。「ロバの穴」「あんたのせいよ」にしても。確かにハードボイルド。普通の人たちが道を外す、でも追求の手をゆるめはしない、という感じ。短編だけど、どこに着地するかわかならくて、けっこう読み進めた。

  • 若竹七海さんの作品の中で好物のキャラ、葉村晶と、「昼あんどん」的風貌、実は切れ者キャラ、小林警部補が、交互に登場する短編集。

    葉村晶シリーズのシニカルな語り口は、相変わらずパワーが落ちていない。その物言いには苦笑させられるが、それでも気持ちいいのは、ファンの心の声の代弁者だからだろうか。

    例えば「ロバの穴」では、事件関係者が「父のことでお話をうかがわせていただきたいんです。ご迷惑でしょうけれど」。語り手(葉村)は「迷惑とわかってるなら声をかけるなと言いたかったが、好奇心が邪魔をした」と。ほとんど揚げ足取り。

    そして、よせばいいのに葉村が事件に巻き込まれていくのは、その好奇心のなせるわざ。あげく、実の姉に殺されかけるという、なかなかハードな事件に遭遇するのだ(トラブル・メーカー)。

  • 若竹さん初読みです。クールなのに時に熱い葉村晶と、娘の自転車で現場にかけつける小林警部補が登場する短編集。約20年前に出版されているので、さすがに時代を感じる描写はあるけど、着眼点がユニークで登場人物のキャラもたっているので面白く読み進めました。葉村と小林警部補が共演した『トラブル・メイカー』の最後の一言にやられました。『海の底』の伏線も見落としてました。それでどうなったの?という絶妙な余韻とざらりとした気持ちを残す終わり方の話が多いのも好印象。これからぼちぼち葉村シリーズ読んでいきたい。

  • トラブルメーカーという言葉がぴったりの葉室晶とちょっとノンビリしている小林警部補。2人が交互に事件に関わっていき、最後には晶が被害者に!?
    ちょっと意外で、物悲しい結末。

  • 羽村晶と小林刑事がそれぞれ事件を解決していく短編集。

    基本的に悲しい結末になるし、スッキリした読後感もないが、
    でも、次を読みたくなるのが不思議な気もする。

    全体的にネガティブな雰囲気があるから、そこに当てられて、読んだあとはなんとなくポジティブになれている気がする。

  • このミスでランキング上位だった葉村晶シリーズの第一作を読んでみた。あまり主人公のキャラクターに依存するところがないのがよかった。短編集でキレ味よし。次作も読んでみよう。

  • 読み始め…17.1.20
    読み終わり…17.1.21

    小林舜太郎警部補(シリーズ?)に登場する
    御子柴くんの
    「御子柴くんの甘味と捜査」を先に入手して
    さぁ読もうという直前になって
    これには「前」があると知り
    こちらを読みました。

    同時に葉村晶シリーズにも
    つながってくれる嬉しい短編集。

    葉村晶の一件と小林警部補の一件とが
    交互に語られる短編ミステリで
    最後のひと捻りの巧みなどんでん返しが
    胸にグサりと突き刺さります。すごい。。

    少し前に読んだジェフリー・ディーヴァーの
    ミステリ短編も思い起こされました。

    はじめましての若竹七海さん
    これからの続きが楽しみです。

  • 主人公二人が最後に交錯。
    葉村晶シリーズを最初から読んでみようと購読。ややトリッキーな気もしたが、楽しめた。物語の性質上、心地よい読後感とは言えないが。

  • 葉村晶シリーズ最初の短編という事で、こちらを一番最初に読めば良かったと。「依頼人は死んだ」で色々と言われていた事件がやっとつながった。
    ミステリなのでしょうがないといえばしょうがないけど、小林警部補はともかく葉村さんはよくもまあこれだけ事件に巻き込まれるなと。しかも後味悪い事件ばかり(笑)
    でも相変わらず私の好きなキレの良さとさっぱりしつつねちっこい性格で読後感は良かった。
    小林警部補は、先に読んだ短編集に御子柴くんの話が載っていて、そちらを読んでいたので主人公として活躍されていて嬉しかった。御子柴くんの本も読むつもり。もちろん、葉村晶シリーズも。

  • おもしろかった!

    さくっと読めるし、内容的に殺伐としているのにじめじめせず、あとくされない。葉村晶のキャラクターもドライなのにどこか人間味があり、いい!
    事細かに書いているわけじゃないのに満足。あとバットエンドな話も変に悲しくなりすぎなくてよかった。

  • 葉村晶シリーズ1作目。晶がまだ探偵になる前のフリーター時代に遭遇する事件を描いた短編集。探偵として出来上がった、4作目の「さよならの手口」から読み始めてしまったので、作家だったり、テレオペだったり、今流行りの家事代行だったり、いろいろな仕事をしている晶が新鮮。ハードボイルド感は少なめだけど、不遇な感じは1作目から満載で、続編も楽しみ。

  • 若竹七海著 「プレゼント」
    女探偵 葉村晶初登場作品はどんなものなのかと興味を持って読んだ。初登場だけあって後々の葉村晶らしさはまだ色濃くはなっていない様だ。作品は、明るげな表紙の絵とは裏腹にかなり腹にこたえる重量感のある物だった。

  • フリーター・葉村晶と警部補・小林舜太郎が交互に探偵役となる連作8篇。

    若竹七海さんの本を初めて読んだのですが、人間が持つ暗部を無造作に読者に提示して見せる独特のダークテイストに魅せられました。
    救いもなくユーモアもなく、どこにでもある日常的な悪意を作中にぽいっと置いてじわじわ読者を怖がらせるやり方が上手で、イヤミスとも違う怖さを感じました。
    誰もが持つ悪の本質の断片が描かれているから、こんなに惹かれるのかもしれません。

    あと、葉村晶のキャラがいいんですよねー。
    クールで斜に構えてる女性なんだけど、すごく冷たいわけではなくて人間的で不器用な面もある。
    なのに、周囲の人間関係には恵まれずいつも事件に巻き込まれる。
    普通、こういうキャラって最後にはいい目に遭ったりするもんですが、作者はそんな生ぬるいことはしない主義みたい(笑)。

    続編もあるみたいなんで、葉村晶が次にどんな事件に遭うか次も読んでみようと思います。

  • 羽村晶シリーズ第1弾。
    トラブルを引き寄せる体質な上に、友人や家族も悪質。
    人間の悪い面をつきつけられる、後味の悪い話ばかりなのに、晶が淡々としていて、不思議といやにならない。
    もう一方の小林警部補が、とぼけた味わいで、晶のブラックさを中和してくれ、バランスがいい。

  • ハードボイルドである
    ストイックに事件に対して納得がいくまで立ち向かうのがいいのだが、探偵役という事でもない
    変な自分の欲を見せないのがいいね

  • 葉村晶のシリーズの最初の話。
    どの短編もブラックだなぁ。
    後味はどれも良くないし、登場人物がいちいち一癖のある人たちで、読んでいてうんざりする部分もあるのだけど、引き込まれてしまう。

  • 葉村晶シリーズの最初のもの。短編集で、御子柴くんも登場します。葉村のお姉ちゃんはやはり怖い。悪いうさぎ、依頼人は死んだの後に読んだのだけどどういう順番で読んでもいいなと感じました。葉村の性格の悪さがたまらない。

  • 葉村晶と小林警部補の短編集。
    ユーモアがあってテンポ良く読めるけど読後感は結構苦い。でも面白い!思い切りはまってしまった。

  • フリーター葉村晶と小林警部補の連作短編
    ホラー漫画ならあり

    『海の底』『冬物語』『ロバの穴』『殺人工作』『あんたのせいよ』『プレゼント』『再生』『トラブル・メイカー』

  • 若竹七海の「葉村晶」シリーズという名前だけは、前からなんとなく知ってはいたが、実際に読んだのはこれがはじめてである。
    なるほど、かなり個性の強いキャラクターだ。こういう逆境に強い女性は結構タイプなので、楽しく(というような内容でもないのだが)読めた。

    ミステリーとしても良質だと思うが、俺のような万年ビギナーには少々不親切…というか、トリックの核心が分かりづらい部分があって苦戦。「あぁ、そういうことか」と理解できるまでの反すうも面白さと言えば、そうなんだが。

    都合の悪いことは全て他人のせいにする。こういう人が事件に巻き込まれ、葉村晶みたいなエッジの立った主人公が、その事件を解決する。トリックは見えにくくても、その読後感は良い感じ。ただし最後の短編は少々…

  • 奇数回では葉村晶、偶数回では小林警部補が登場する連作短編集。最後の短編だけ二人が共演するという仕組みになっていますが、連作ならではの仕掛けはなくあっさりとしていて物足りないです。
    しかし、葉村パートは人間の悪意が印象的ですし、小林警部補パートはちょっとした仕掛けを施したものがありなかなか面白いです。
    ベストは【冬物語】。良く出来た倒叙ものです。

  • 「さよならの手口」がとても良かったので、葉村晶シリーズを最初から。これは短篇集で、中にはちょっと無理があるかなあというのもあるけれど、楽しんで読めた。人の心のダークサイドを描きながら、どこか清々しい感じがする。葉村晶にはこういう背景があったのか。シリーズを順に読んで「さよなら~」を再読しよう。

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