- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122033061
感想・レビュー・書評
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ドラマを録画し忘れて原作を読んでみる。葉村晶と小林警部補が交互に事件に関わる短編集。
葉村晶のシニカルな視点いいな。シニカルというかツッコミ気質なのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おすすめいただいたので、葉村晶シリーズに手をつけてみる。
最初は中途半端な終わり方や悲しくなる終わり方に戸惑ったものの、二話ほどで慣れて、次第にそれが潔く感じて癖になってくる。シリーズすべて読んでみたいと思います。 -
葉村晶シリーズ。
おもしろかった。 -
若竹七海さんの作品の中で好物のキャラ、葉村晶と、「昼あんどん」的風貌、実は切れ者キャラ、小林警部補が、交互に登場する短編集。
葉村晶シリーズのシニカルな語り口は、相変わらずパワーが落ちていない。その物言いには苦笑させられるが、それでも気持ちいいのは、ファンの心の声の代弁者だからだろうか。
例えば「ロバの穴」では、事件関係者が「父のことでお話をうかがわせていただきたいんです。ご迷惑でしょうけれど」。語り手(葉村)は「迷惑とわかってるなら声をかけるなと言いたかったが、好奇心が邪魔をした」と。ほとんど揚げ足取り。
そして、よせばいいのに葉村が事件に巻き込まれていくのは、その好奇心のなせるわざ。あげく、実の姉に殺されかけるという、なかなかハードな事件に遭遇するのだ(トラブル・メーカー)。 -
本屋の平台に乗っていたこの本を見て
「ああ、この人の葉村晶シリーズ、面白かった」
と思って購入して、読み始めたら、
あら、前に読んだ本だった。。。
帯に<葉村晶シリーズ>の原点がここに
って、ちゃんと書いてあるじゃないか
でも、再読でも忘れている内容もあり
十分に楽しんで読んだ
ほのぼの系のミステリーでは決してないけど
ミステリーらしい楽しみ方が出来た感じ
今度こそ、読んでいないシリーズ本を読もう -
おもしろかった!
さくっと読めるし、内容的に殺伐としているのにじめじめせず、あとくされない。葉村晶のキャラクターもドライなのにどこか人間味があり、いい!
事細かに書いているわけじゃないのに満足。あとバットエンドな話も変に悲しくなりすぎなくてよかった。 -
羽村晶シリーズ第1弾。
トラブルを引き寄せる体質な上に、友人や家族も悪質。
人間の悪い面をつきつけられる、後味の悪い話ばかりなのに、晶が淡々としていて、不思議といやにならない。
もう一方の小林警部補が、とぼけた味わいで、晶のブラックさを中和してくれ、バランスがいい。 -
短編集
キレがよくて、着いて行くのに精一杯。