高松宮と海軍 (中公文庫)

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著者 : 阿川弘之
  • 中央公論新社 (1999年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122033917

高松宮と海軍 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 1999年(底本1996年)刊。◆戦前皇族史、そして日本海軍史において重要な意義を持つ「高松宮日記」。本書は昭和天皇実弟による日記の編集・公刊までの経緯と日記の一部紹介、そして著者阿川による海軍雑記が第二部に挿入された書。◆実のところ日記紹介も触りだけで、勿論抄訳ですらなく、むしろ日記発刊までの過程とその努力が目を引く。◇そんな中、喜久子妃(徳川慶喜の孫娘)の女丈夫ぶり・決断力が本日記に日の目を見させた印象が強く、その慧眼と歴史への責任感には感動。それに比べ、宮内庁の事なかれ主義にはガックリきてしまう。

  • 私が高松宮を知る最初の一著でした。

  • 「『高松宮日記』編纂記」「海軍を語る」

  •  昭和天皇の兄弟である高松宮氏の日記が見つかったので、それを編纂しようじゃないか。というのが趣旨の本。決して編纂した日記についてではなく、(編纂した日記は別の書体で本となったが)もっと裏話的な本。
     結構皇族の中では異色的ポジだったのではないのか? と思える感じでなんだか面白い。
     日記なんだから、マァ、人の目には晒さないことを前提に書いているのだから、創作漢字やら略語やら自分にしか分からない言葉で書かれている事が多々で、かなり筆者を悩ませたらしい。
     そのあたりの苦労も、読者側から見れば海軍略語など出てきてかなり面白い。薄い本だけれど、読み応えはあり。

     巻末に「次室士官心得 抄」と「海軍士官として心掛くべき主なモットー」というのが載っているのだが、これがまた面白い! 現代においても実に頷けることばかりで海軍の規律の高さが伺える。
     其の中の一個ずつを紹介。

     第二 次室ノ生活ニ就キテ
     一 我ヲ張ルナ。自分ノ主張ガ間違ツテヰルト気付ケバ、片意地ヲ張ラズアツサリト改メヨ。我ヲ張ル人ガ一人デモヲルト次室ノ空気ハ破壊サレル。

     勝つと思うな負けじと思え

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