気分はおすわりの日 (中公文庫)

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著者 : 伊勢英子
  • 中央公論新社 (1999年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122034624

気分はおすわりの日 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 【気分はおすわりの日】 伊勢英子さん

    グレイとの一年間を綴った本「グレイがまってるから」の見本が出来たその日、グレイは突然けいれんを起こし倒れた。それからグレイは定期的な周期でてんかんのけいれんを起こすようになった。紫外線アレルギーといつくるか分からないてんかんの発作のくすりを毎日飲み続ける日々が続く。
    薬が効いているのか1年以上も発作が起こらず、「もう治ったのかもしれない」と考えていたある日、グレイは再び発作を起こして倒れた。しかも今度の発作は今までに見た事もないものだった。グレイの病気が一段上のステージにあがったのだった。もう薬を飲んでもてんかんを押さえる事は出来ない。これからは薬をのみつつ病気とうまくつき合って行くしかない。少しずつ病魔に蝕まれるグレイを
    見つめるしか無い日々。絵描きはグレイが自分たちを待っているのではなく、本当は自分がグレイを待っているというコトに気づくのだった。



    マイミクさんに教えていただいた「グレイがまってるから」に続く二冊目。
    この本は地元の図書館には置いておらず、予約注文をしていたので届くまで少し時間がかかってしまった。
    大型犬を飼うというコトの喜びと大変さを前作で、この本では病に蝕まれた愛犬を思う気持ちが書かれてました。この本を読んで、グレイは幸せだと思った。そして、生半可な気持ちでは大型犬は飼えないんだろうとも・・。

  • いせひでこさんの愛犬ハスキーのグレイを中心にした日常を綴っています。亡くなられたお父様への思いもグレイのフィルターを通して書かれている。そんな感じです。
    視点が第三者的に書かれていて、ご本人もその時はわからなかったことや想像なのかな?っていうことも。
    発作が起きるところもあるけれど、不安な状態のまま終わっています。
    グレイへの愛しさがちりばめられている作品。

  • 病気にかかっていくグレイ。それでもまだグレイとグレイの家族の生活には和まされる。

  •  「グレイがまってるから」の続編。ほとんどグレイの闘病生活だ。最後の方で、「見えない犬」って表現が出てくるけど、すごくよくわかる。私の飼ってた猫(病気になって自分からいなくなった)が、いつも上から見下ろしてた棚を見る度に、その子の姿が見えてたもの。
     途中、彼女の父が亡くなったことが、間接的に描かれるシーンがあるのだけど、そこがすごく印象的。すごくいい本だった。
     この続編もあるらしい。「グレイのしっぽ」だって。文庫おちしてないのかな。

  • 絵描きのお母さんとその家族と愛犬グレイの日々がシンプルでステキなイラストと共に描かれている本。
    描かれているのは主に闘病の日々なのだけど、犬と家族がとても深い絆で結ばれているのが分かるので、深刻な場面でもついほのぼのしてしまう。
    作者が敢えて自分を突き放していて、全体にのんき感が漂っているのだけれど、描かれていることは結構深刻。飼い猫の癲癇発作や飼い犬の介護を経験した身には胸に迫るものがあった。
    こういう見方ができるようになるのにどのくらいの葛藤があったのだろう?それを思うだけで切ない。
    最初はイラストに惹かれて手に取ってみたのだけれど、文章も美しいしで拾いものの1冊だった。
    早速シリーズの前後の2冊を手配してしまった。

  • アレルギー、てんかん、がん・・と5歳の生涯を病に苦しんだハスキー犬グレイ。家族と一緒の闘病生活のなかで犬らしい尊厳と愛情を振りまき家族に幸福を与え続けた。この本はグレイものの連作、すばらしいグレイのスケッチの描写力にもうっとり。

  • ハスキー犬グレイと飼い主一家の日々を描いた本。大きなグレイに振り回されながら、グレイと過ごす最後の日々。泣いちゃった・・・。

  • 「グレイがまってるから」の続編。ほのぼのした毎日にしのびよる影・・・。

  • そう、これこれ。この絵です。

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