季節の記憶 (中公文庫 ほ 12-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122034976

感想・レビュー・書評

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  • 普通な毎日にちゃんと奇跡が溢れてんだなって感じる。

  • やっぱり、こういうお話が自分は好きなんだなと。へんてこぬるま湯な感覚、なのに鋭い、みたいな。

  • たまらんです。読んだら、「こんな生活がしたいー!」って思ってしまいます。クイちゃんが最高。そして、それを描ける保坂さんも最高。

  • クイちゃん

  • 子供が出てきます。
    お父さんも出てきます。
    とにかく読んでみてください。

    私はこれを読むと、普段見えて無かったことの多さに驚かされます。
    何回も読みましたが、何回も驚きます。

  • 一言で言うと「哲学な小説」。「哲学の」ではなく「哲学な」ってところがポイント。作中で進行するのは季節のみで、登場人物をただそれに乗っかり会話をするだけなんだけど、「物語は劇的な変化がなくてはならない」ということも含め、どのページをめくってもとにかく大小の既成概念を疑う文章。例えば「原因と結果は対応するか」から、主人公の4歳の息子が問いかける「時間って何?」まで。そしてこの息子ってのがカワイイんだ・・いつかこの作品に見られるような子育てがしたいと思った。
    ただ、ストーリー性が皆無であるにも関わらず360ページはちとキツイ。

  • うわ!いいわぁ!こんな生活!めちゃ理想の生活。。
    昔、好きだった人に貸して、その後ふられた。で、そのまま。。
    また、買いなおそぉ〜っと!

  • 久々の再読。この本を読むと、こういう恒常な心地よい人生も素晴らしいと思えてくる。

  • ぐたぐたと毎日散歩して会話して・・ただそれだけ。で、めちゃくちゃ良い。

  • 何も起こらない、心地よい日々。でも一言だけ言わせてもらえれば、なんだか哲学的な会話ばかりで、そこが鼻持ちならないので星は3つ(笑)

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著者プロフィール

1956年、山梨県に生まれる。小説家。早稲田大学政経学部卒業。1990年『プレーンソング』でデビュー。1993年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、1995年『この人の閾(いき)』で芥川賞、1997年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞、2018年『ハレルヤ』所収の「こことよそ」で川端康成文学賞を受賞。主な著書に、『生きる歓び』『カンバセイション・ピース』『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』『小説の誕生』ほか。

「2022年 『DEATHか裸(ら)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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