堤中納言物語―マンガ日本の古典 (7) 中公文庫

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著者 : 坂田靖子
  • 中央公論新社 (1999年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122035270

堤中納言物語―マンガ日本の古典 (7) 中公文庫の感想・レビュー・書評

  • 『雨月物語』と同じときに『堤中納言物語』も借りてみた。河出で最近出てる池澤夏樹が編集しているシリーズで、川上さんや江國さんが書いている本にこの話があり、内容をほとんど知らなかったので。
    しかし、まんがでもわかりにくくて、ちょっとずつ読んでた。絵柄的に人の区別がつきにくかったからかも。

    落ちがあるようなないようなワンエピソードな感じ(この部分を描きたかったんす!みたいな感じ)。昔からこんな感じの物語があったんだなぁって思った。

    最後の解説「解中納言物語(ほどきちゅうなごんものがたり)」が役立ちました。

  • 堤中納言物語のコミックス。作者の絵と雰囲気が原典とよく合ってると思う。

  • 『堤中納言物語』に収録された十篇、「花桜折る少将」「このついで」「虫めづる姫君」「ほどほどの懸想」「逢坂越えぬ権中納言」「貝合」「思わぬ方にとまりする少将」「はなだの女御」「はいずみ」「よしなしごと」に加えて断章「冬ごもる」も描かれている。

    へたうまというやつなのだろうか。物語の性質上、文章量が多くなるのは仕方ないのかも知れないが、絵が素朴だからか、なおさら原典を漫画に昇華しきれていないように感じられた。同じシリーズの『落窪物語』が見事だっただけに、やや残念だった。

  • 坂田靖子+堤中納言物語=極上の娯楽。
    「伊平次とわらわ」シリーズでも、古典と漫画の緩やかな融合を見せている坂田氏の、作品に流れる呑気さと一抹の狂気がとてもたまらない。

    原典がもともととても面白い「堤中納言物語」であるが、やはり古語で書かれているものを読もうという気はなかなか起きないものである。
    坂田氏はその敷居の高さをひょいと越えて、親しみやすく可愛らしくとぼけた人物たちを生き生きと描いている。古典が苦手だった人に手に取ってほしい。
    杉浦日向子女史が江戸時代からやってきたような作風だったのに対し、坂田氏はまるで平安時代の女流作家さながらである。時代を切り取る眼がしっかりしている。しかし、19世紀ロンドンを舞台にした「バジル氏の優雅な生活」など、ヨーロッパを舞台とした作品も数多く描き、それらもまた時代や土地の空気をあっさりと描ききるその作風が不思議である。もちろん現代ものも面白い。
    どこにいても変わらない人、というのが坂田氏にぴったりくる。

  • 虫めづる姫君
    まさどんも言っていたけど、蝶じゃないんだよね。
    ケムシ(^_^;)

    貝合
    ハッピーエンドが微笑ましい(^^)

  • 「虫愛づる姫君」と「はいずみ」が特に好きです。

  • 私の坂田靖子デビュー作品。ここから一気に坂田ワールドにハマってゆくのである。

    漫画日本の古典は母が全シリーズ揃えてくれまして、おかげさまで随分古文の授業が楽になりました。

  • 巻末に「解(ほどき)中納言物語」という解説がついていますが、これがめちゃくちゃおもしろいのです。いにしえの京の様子ですとか、しきたりですとか、なぜになんでもかんでも勝負事にしちゃうのかとか。呼ばれてもいないのにしゃしゃり出てくる「虫めづる姫君」の嬢ちゃんも可愛いです。

    古典とだから「まじめ」なわけじゃないということがよ〜くわかりました。

    なお、びろうな話で申し訳ありませんが、我が家のrest roomに常備している漫画です。

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堤中納言物語―マンガ日本の古典 (7) 中公文庫の作品紹介

平安びとの円熟した機知とユーモアをうかがわせる日本最古の短篇物語集。毛虫をこよなく愛するお姫様を主人公とした「虫めづる姫君」、悲劇から一転、めくるめく展開の末に喜劇として幕を閉じる「はいずみ」など、シンプルなタッチで軽妙に描く十篇。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。

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