今昔物語(上)―マンガ日本の古典 (8) 中公文庫 (中公文庫 S 14-8)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122035430

感想・レビュー・書評

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  • カブの話は衝撃すぎた。
    正直今昔物語集は硬いイメージが強かったが、むしろ正反対で親しみやすいものであった。

  • 「入れ代わった魂」死神がああしたりこうしたりで同名の娘の魂を入れ替えてしまい閻魔に叱られる。
    「産女」武士たちが川の渡りに現れるうぶめを噂する。
    「妻の恨み」夫を恨んで死んだ妻に、他人の男性が同情。
    「色事師平中」プレイボーイが忍びこんだ女を、あえて嫌いになるために、ウンコ箱を嗅ぎ食べようとするが、なんと食べ物にすり替えられている。
    「霊鬼」聖人が女を思い、死んで鬼になる。女も応える。
    「大江山の悪夢」行き会った男と、刀と弓矢を交換したら、男に脅され妻を強姦される。
    「老医師の恋」女のアソコを治療、きっと自分に気があると感じていたが、治療終了前に逃げられる。
    「かぶら男」男がかぶらに穴を開けて犯す。それを食った女が子を産む。それを知った男はその地に留まる。
    「赤鼻の僧」芥川龍之介の「鼻」。
    「酒泉郷」修験僧が行き会った、酒が川の村。しかしそんなものない。
    「堂の主」庵で女と逢瀬するが、妖怪たちが。

  • 性的な話が多いな…

    表紙にもなってる「かぶら男」面白かった。めちゃくちゃな展開からの謎のハッピーエンド感

  • 古文の今昔物語をマンガから入るのもいいかと思う。
    幽霊や鬼などが水木さんらしいタッチなのもが多い。
    奇妙で怖い話がおもしろい。

  • 水木しげるの切り口は流石です。
    一番面白かったのは、「かぶら男」ですね。エロチックです。
    考えさせられたのが「赤鼻の僧」と「酒泉郷」です。時代背景は違っても、説話となる部分は同じだと思いました。
    「妻の恨み」は奥さん可哀そうでした。

  • 奇妙な話、不思議な話、怖い話。
    今から900年も前の時代には、それなりにリアルな物語だったに違いない。
    原典の今昔物語集から漫画にし易いものを選択してあるので、原典の構成や宗教色などは反映されていない。留意すべき点だろう。

  • おもしろ...くはないかな...

  • 今昔物語
    「入れ代わった魂」
    「産女」
    「妻の恨み」
    「色事師平中」
    「霊鬼」
    「大江山の悪夢」
    「老医師の恋」
    「かぶら男」
    「赤鼻の僧」
    「酒泉郷」
    「堂の主」

    細かく註があるのが良い。

  • 今昔物語大好き、水木しげる大好きな自分には夢のような本

  • 今は昔、昔は今
    今も昔も変わらないものです。

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著者プロフィール

1922年(大正11年)生まれ、鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、ラバウル戦線で左腕を失う。復員後、紙芝居画家を経て貸本漫画を描き始め、1957年『ロケットマン』でデビュー。以後、戦記もの、妖怪ものなど数多くの作品を発表。1965年『テレビくん』で第6回講談社児童漫画賞を受賞。1989年『昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章受章、2003年旭日小綬章受章。主な作品に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『総員玉砕せよ!』『のんのんばあとオレ』など。2015年11月死去。

「2022年 『水木しげるの大人の塗り絵 あの世紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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