アンハッピードッグズ (中公文庫 こ 42-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 96
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122039070

感想・レビュー・書評

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  • 手触りの良い文章を書くなぁ…


    話としては苦手な人も多いだろうし、私自身もストーリー的には何が面白かったのか分からないけど、この雰囲気に浸ってられるのがとても良かった。

    危うさ、緊張感、不安定の中の安心感
    薄曇りのパリ



    吉本ばななの文章は味覚を感じるんだけど
    近藤史恵は手触りを感じるかもしれない。
    (何言ってるか分かんないよね、私も説明できん)

  • 不思議な世界観

    すっごい脆くて
    今にも崩れそうなバランスを保ちながら
    それでいてそこが心地いいみたいな。

    好きだからこそ
    壊したくなる

    っていう、うん。

    恋愛小説なんだけど
    べた②じゃないところが好き

    なんかずっと曇ってるような
    そんな空気感の中で
    苦しくないのが好き

  • マイバイブルその2。一人好きな作家をあげるとしたら近藤史恵だと思う。

  • 読むとすっごく、パリへ行きたくなる。曇りの日に読みたい本。

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

近藤史恵の作品

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