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- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122039315
作品紹介・あらすじ
性の起源から解き明かし、進化と自然淘汰による性比の偏りを、論証する。アオウミガメの卵は28度以下だとオスになり、30度以上だとメスになる。アカシカは順位の高いメスが息子を多く生み、低いメスが娘を多く生む等、具体的事例を交え、生物の性比の謎を、わかりやすく解説する繁殖生態学入門書。
感想・レビュー・書評
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動物(昆虫から哺乳類まで)のある種におけるオスとメスの出生比率の大きな差に注目し、それについて進化論での説明を試みる。後半では人間社会における男女差別に話がおよぶ。
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中村桂子・米沢冨美子と並ぶ理系サイエンス読み物の送り手の一人。進化をめぐる生物学の胡散臭さを少しは払拭してくれる一冊。
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表紙がとっつきやすく手に取りやすい印象なので、軽めの入門書かと思ったが割と詳細に雌雄についての知識が詰まっていて実に面白い。知らないことばっかりだった。ヒトは性染色体XXがメス、XYがオスだけども、XYがメスでXXがオスな種もあるだとか。
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人間の男と女の数って実は1:1じゃないんですよね。しかも国によって差があるそうです。こうゆうことに興味がある人にこの本はお勧めです。
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