13日間―キューバ危機回顧録 (中公文庫BIBLIO20世紀)

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制作 : Robert F. Kennedy  毎日新聞社外信部 
  • 中央公論新社 (2001年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122039360

13日間―キューバ危機回顧録 (中公文庫BIBLIO20世紀)の感想・レビュー・書評

  • キューバ危機に関するロバート・ケネディの回顧録。
    全面核戦争勃発の危機に直面する状況のなかで、「より良い」判断を真摯に求めて、議論し、行動する大統領とそのスタッフ達の姿がリアルに、そしてある意味、淡々と描かれる。

    こうした危機のなかにおいても、ケネディ大統領は、スタッフに十分な議論の時間を与える。二つの議論の対立が収まらないなら、2チームにわけて、それぞれの声明文の草稿を作らせる、など、タイトな時間のなかにおいても、しっかりとした議論のプロセスを踏んでいく。

    議論に参加するスタッフはそれぞれの役職の固定観念や組織論理にとらわれている。また、第2次世界大戦前のドイツへの宥和政策の失敗から教訓を引き出そうとする。これに対し、ケネディ兄弟は、「国益」や「人類」という観点から判断し、また、第1次世界大戦の発端となったオーストリア皇太子暗殺事件から教訓を引き出そうとする。

    こうした議論から、導きだされた決定が、本当にベストのものだったのか、本当に合理的なものであったのか、は誰にも分からない。(グラハム・アリソンは「決定の本質」で、キューバ危機への対応が、合理主義だけでは説明できず、組織論や認知心理などが混ざったプロセスであることを印象的に示している。)しかし、危機のなかにおいても常に広い視点から議論し、ベストな答えを見出していこうという姿勢は、そべての組織にとって必要な事だと思う。

    「われわれが語り合い。議論し、意見が一致せず、さらにもう少し議論することができたからこそ、結局はあのような道を選べたのである。こうした時間はいつもあるというものではない。もっともこれはおそらく驚くべきことかもしれぬが、大きな危機においても、たいていの場合には時間があるものである。しかし、時間があるとき、時間は活用されねばならない。」

    巻末に、キューバ危機に関する声明文や外交文書、書簡などがついており、歴史の重みを実感できる。

  • 「大統領を一番悩ませ,戦争の見通しを,他の場合予想されるより一層恐ろしいものにしたのは,米国と全世界の子供たちが死んでゆく幻影であった。」世界を核戦争寸前まで追い詰めた,1962年10月のキューバ危機についての回顧録。「抑止」のための兵器が,誰もが望まない戦争を引き起こす危険性を考える際の必読書。

    *推薦者(国教)N.S
    *所蔵情報
    https://opac.lib.utsunomiya-u.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB00265855&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 本当に冷や汗ものです。
    とりあえず戦争にならなくて本当に良かった。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    文庫&新書百冊(立花隆選)124
    現代史

  • 批判的な意見を受け止め、あらゆる選択肢を真摯に検討する。相手に立場に立ち、時間と精神的な余裕を持たせ、交渉を行う。キューバ危機でのケネディ大統領の判断がひとつでも違えば、今の世界は大きく違っていたかもしれない。

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13日間―キューバ危機回顧録 (中公文庫BIBLIO20世紀)の作品紹介

一九六二年十月、キューバで攻撃用ミサイル基地建設の動きが発覚した。軍部の主張通り叩き潰すか、良心に従ってソ連と話し合うか。ケネディ大統領の側近であった弟が、アメリカの決断を生々しく描く。

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