もうひとつの季節 (中公文庫 ほ 12-5)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122040014

感想・レビュー・書評

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  • すこし最後は猫を動かして冒頭部分からの問題の『解決』にこだわろうとしたのが、「わかりやすくて面白かった」で済ませてよいものかとも思ったが、わかりやすくしないと勿体ないような小説だったかもしれない。いろんな人が手にとるといいなと思う。

  • やわらかな、のんびりした時間を過ごさせてくれる一冊。
    松井さん&美紗ちゃん兄弟がいいなぁ。
    子どもって、表現する術を知らないだけで、
    結構色んなことわかってるんだよね。

  • 季節の記憶の続編

  • 再読。やはり好きな小説。

  • すばらしい小説。
    こうやって過ごすのは、理想的だなと思う。
    『季節の記憶』の続編。

  • 解説 ドナルド・キーン

  • 季節の記憶 の時より、より哲学的。

  • 季節の記憶でハードルが上がっていたためイマイチだった。
    何故続編を出したのか謎。

  • 前作『季節の記憶』の続編。
    『季節の記憶』ほどの面白さはないかな。
    やっぱり圧倒的に短いし。
    ただ『季節の記憶』になかった挿絵がたくさん挟まれていて、それが良い味だしてます。

    息子どうなってるんだろう、いまごろ。
    (・・って勝手にクィちゃんを実在の子供にしちゃってるけど、大丈夫なのかな?)

  • 『季節の記憶』の続きというか一緒というか・・・
    登場人物が大きくなったり違うことしたりはしていなくて
    一匹ネコが増えただけだから、あまり続きという感じはしない。

    頭がよくて、丁寧な人は素敵だなぁというのが、感想。
    しかし前作で「はらはら」と書いていたところを
    「ハラハラ」と書くようになったのはなぜかしら。
    小説の中では時間がたっていないけど
    実際はふたつの小説の間に3年とかの時間があったからかしら。

    こっちの解説はドナルド・キーン。ん〜。
    この人をバカ呼ばわりするわけにはいかないけど
    あんまり合わないみたいです、私とは。
    「哲学」って「哲学」と呼ばれたときから何かを失う気もする。
    私がひねくれものだからだろうか、そうだろうか、よくわかんない。

    前作に比べ、大分短いので、欲求不満が残る形となりました。

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著者プロフィール

1956年、山梨県に生まれる。小説家。早稲田大学政経学部卒業。1990年『プレーンソング』でデビュー。1993年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、1995年『この人の閾(いき)』で芥川賞、1997年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞、2018年『ハレルヤ』所収の「こことよそ」で川端康成文学賞を受賞。主な著書に、『生きる歓び』『カンバセイション・ピース』『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』『小説の誕生』ほか。

「2022年 『DEATHか裸(ら)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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